24年前(1997年)、村山も若かったし、やせていた。カンボジアのタプローム(僕が最も好きな場所です)にて。合成写真じゃないですよ。ここ、本当に神秘的で凄いんです。
少し前小6中学受験の社会の授業が「世界の国々」でした。主な世界の国について覚える回なのですが、小学生にとって世界の事や国連などは、結構不評です。
なじみがない、遠い世界の話をされても「しらんし」という感じでしょうか。
なので僕は、中学生も含め、世界の国の授業の時は、世界一周の話もおり混ぜてします。
暗記としての国名や首都覚えでは、3日もすればほぼ覚えていません。
しかし、世界一周した様々なエピソードを話し、大笑い(特に、おとなしく、感情を表に出さない女子を笑わせることに命を燃やしています)すると、遠い世界の話が「村山先生が話していた、あのインドだ」ということになります。
・オセアニア地域に入るハワイ諸島ではホノルルマラソンを走った話
・オーストラリアでは50mのバンジージャンプを飛んだ話
・ドイツでZOO(動物園)という発音が通じなかった話やポーランドのアウシュビッツ収容所(ユダヤ人大虐殺の話やアンネの日記など)の悲惨な過去の話
中国の恐怖のトイレの話や、インドで赤痢にかかって死にかけた話、母なる川ガンジス川を流れてくるとんでもないものの正体の話、アメリカのワシントンDCにある博物館や美術館は全て入場料が無料なのに日本は子供からもお金を取る悪い国だという話、
ペルー(マチュピチュやナスカの地上絵)のコーラは黄色い話やメキシコ(世界第3位のピラミッド、テオティワカン)で出合った人の家に無料で1週間泊めてもらった話、カンボジアで船の屋根の上に7時間乗せられてアンコールワット遺跡を見てきた話など、入試によく出る世界遺産と絡めて話をします。
「え~!!!!!」
そんなことある?と思うような世界の話で笑っていると、あっという間に時間は過ぎます。(世界一周の話なら、60分以上何も見ずに、生き生きと講演会できるんだけどなあ。。誰か、無料で良いから呼んでくれないかな)
(暗記学習になりがちな社会科を)そんな、生きた学びの時間にできるのも、その前に、生徒たちの暗記能力をかなりトレーニングして高めてあるからです。
「村山先生、また世界の面白い話して」
と言われて、話をする際は、必ず、「おもしろくない暗記中心の社会科の概念を変えてみせるよ。でもね、楽しい代わりに、宿題としてばちっと全問正解するぐらい完璧に問題をやり込んできてよ。でないと、もう二度と世界の話はしないからね」と釘をさします。そして、覚えることは「家でもできるね」と言えるクラスレベルの時に話をするようにしています。
楽しかったね。そして、大笑いしたね。何事も、興味を持つこと。そして、楽しむこと。その先に、嫌な勉強が、好奇心から学び、学習へと変わっていく。
僕はそう信じていますし、子供達の力を信じています。
おもしろくない勉強なんかすんな。学び、学習を志そう。それは君たちの未来を変えてくれる、とんでもない可能性を秘めたことの一つなんだよ。嫌々やるなんてもったいないよ。
7/11(日)学志館の説明会と入試分析会や情報交換会、速読の体験などを行います。皆様の前でお話しできるのを楽しみにしております。