「前期1点足らずで不合格だったんです。。。」
そして今日、後期入試で見事合格を勝ち取ったYさん。朗報が舞い込みました。
実はなかなか厳しい戦いでした。
まじめです。逃げたりズルしたりしません。しかし、入試直前期に最後の難関で、足止めを食らっている状態でした。
長年塾をやってきて思うのは、
あるレベルまでは、暗記で何とかなります。
しかし、ある一定以上の偏差値や、ランクを1ランク上げようとすると、
・ただ頑張っているだけじゃダメ
・ただ勉強しているだけじゃダメ
・覚えるのが早いだけじゃダメ
など、どうしても越えられない壁に押し返される時期がやってきます。いくらやっても結果が変わらない。。。。
それは、ダイエットのプラトーと呼ばれる時期と一緒で、正しい努力をしているんだけれども体重が減らない。でも、そこで頑張って正しいダイエットを続けていると、また時期が来ると体重が落ちてきます。同じように勉強も、正しい努力をいくら続けても結果が出にくい時期がやってきます。
ここが難しいところなんですが、「心」というんでしょうか、それを僕は本人がやらされていると感じる勉強ではなく本心から「できないことをできるようにする」と思って頑張ってくれないと結果が出ないと感じます。
いくら正しい勉強を、長くずーーーーっと行っても、「心」が伴っていないと結果が出ないんです。それは、決してさぼろうと思っているわけでも、ズルしてやろうと思っているわけでもないんですが、そこが意識出来ているかで違うんです。
更に怖いことに、
どっちの勉強法(心が伴っている勉強もそうでない勉強)も、見た目には頑張って勉強しています。時間が経過します。そして入試までの時間はどんどん少なくなっていきます。
最後の最後に、心が伴っている勉強法は結果が出やすいですが、心の伴っていない勉強をつづけた場合は結果が出にくいです。
これを僕は、学びを志す心を育てる!と言っていますが、
・本気で生徒と話し
・本気でその子のどこが悪いのかを見つけて改善してあげようとし、
生徒さん自身も、本気で自分のために言ってくれている。「やってみよう!」と思って頑張る関係ができていないとだめなんです。ただ授業しているだけでは結果は出ない事がありますし、ただ「わかる」ように教えるだけでも駄目なんです。
何か目に見えないものなんですが、確かにあるもので、それを感じられたら合格するし、それが薄いと不合格になる確率が高いと感じます。
すみません。何か気持ちの悪い宗教のようですね。
でも彼女とのやり取りは、うちの娘の時と同様に、「正しい努力を人よりも長くたくさん行う事ができている」と感じるものでした。必死の心、「できないことを、できるようにしたい」という志が見えました。
本当に頑張ったね。
そして第一志望を変えないでよかったね。
そして前期入試を1点で不合格になった勝負の恐ろしさを決して忘れないでください。
才能にあぐらをかかず、これからも学びを志す人でいてくださいね。
本当に、合格おめでとう。君の努力の結果で、人生が変わったね。君は小学校6年生ですが、何の目標も持たず、「できないことを、できるようにしてやろう」と必死に生きていない大人なんかよりも、ずっと素晴らしい志を持った、学びを志す人です!!