村山の個人的ブログ

■昨日は、元生が顔を見せに来てくれました。枚方市樟葉の進学塾学志館2016.09.18

投稿日:

小3の時に初めて塾へ来てくれ、その後、普通科公立中学進学クラスで満点を8回?10回だったでしょうか、記録をうちたてた彼女。

 

「普通科では簡単すぎます。受験クラスで学習してみませんか?」

そう提案したところ、実は中学受験を考えていましたとのこと。

 

小5の2月から中学受験クラスでの学習がスタートいたしました。

正に才女。

小6の夏前までに、小4~小6前半までに行う課題をクリアし、五ツ木駸々堂模試の偏差値も65越え。。。。

実に一般的な受験生が2年半かかってやってくる道のりを約半年でクリアしてしまいました。

 

才能というのは、こうも、不公平なものなのかと痛感させられた本当に才能あふれる生徒さんでした。

 

学志館では、もちろん、「後から入ってきた生徒さんを特別に無料で指導する」という事はありません。

そんなことをすれば、最初からお金を払って授業を頑張っていた人が怒ります。

 

しかし、平等に与えられた無料の質問会や学習時間で公平に指導した結果、その生徒さんの学力が著しく向上したのは、その生徒さんが「平等に与えられた、お得な学習時間を、とんでもなく努力して、うまく利用した」ということになります。特別ではなく、同じ条件で、とんでもなく結果を出した彼女が賞賛されるべきですし、当時、小4からクラスで頑張っていた他の生徒さんから、苦情が出るどころか、「あの子を見習いなさい」「追いつかれてどうするの!あなたも頑張りなさい」と前向きに、良きライバルとして、あっという間に、その実力が認められました。それは彼女が誰よりも努力しているのが、まわりから見ても気持ちいいぐらいわかったからだと思います。

 

中学受験では同志社中学に合格。

その後も、ずっと塾に通ってくれ、中3生時のG1レベルで修業をつみ、五ツ木模試数学で偏差値83をたたき出すという、これまた伝説を作りました。

 

通常、偏差値は20~80の幅の中におさまるとされています。

80をこえるような偏差値は、相当特異な例だと言えます。

 

彼女の場合も、平均点が40点台の難しい数学のテストで満点。。。。

本当にすごい。学校の定期テストレベルではなく、大阪府で最も受験人数の多い五ツ木模試で100点満点をとるという結果を出すところが、これまたすごかったです。

 

そんな彼女の凄さは「素直さ」です。塾が教えるテクニックを、どんどん吸収してくれたのを覚えています。

 

彼女は、その後、高3まで通塾してくれ、大学へ進学後は僕のお手伝いをしに、学志館で働いてくれました。理数のエースとして、子供たちの指導を熱心に行う、本当に自慢の講師であり、元生でした。

 

そんな彼女が昨日、お母さまと共に、「シルバーウィークなので大阪に帰ってきました」と塾へ顔を見せに来てくれました。就職先の仕事は、しんどいながらも、充実している様子で、きらきらと輝いていい笑顔でした。

 

「仕事頑張りすぎて過呼吸で病院に運ばれました」

「22時ぐらいまでの残業は当たり前で、24時近くになることもあります」

 

小学生のころから知っている僕からすると、「凄い成長!!」を感じました。

(大学卒業前)「学生のままで、遊んでいた~い!」と言っていたのが、嘘のように、会社員としてバリバリ働いている様子がうかがえました。

 

 

輝いている人は、「目標に向かって頑張っている」

現状の不満を口にするだけではなく、自らがどう変わるべきかを力強く語り頑張っている。

 

次は、知った先生方と一緒に、ご飯行こうね。

仕事の話、東京の話、君の頑張った話をまたゆっくりと聞かせてください。

 

こうして、卒塾生が会いに来てくれるのは、何よりもうれしことです。

本当に元気をいただき、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうね。

そして彼女への感謝は、僕の仕事の3つの目標を叶えてくれた生徒さんでもあるからです。

①仕事をやめる時に、「誰かから泣いてもらう」ような感動を与える仕事がしたい。

②生徒同士の結婚式に参加したい

③塾生の子供が(2世代にわたって)僕の塾に通ってほしい。

 

この3つが、僕が塾で働き始めたときの大きな目標でした。

前職の大手進学塾を塾長として12年働き退職する際、何をするわけでもなく、ずーっと塾にいた高3生の彼女。大泣きして、ずっと、

「先生が自分で塾やったらいいやん。何で塾やめるん」と言ってくれたのを覚えています。

 

「利益ばかりを追求する会社ではなく、本当に生徒の学力を上げる仕事のために独立する」と決めていましたが、会社との兼ね合いもあり、その時は彼女にそのことを伝えることができませんでした。

 

本当に感謝しています。

たかが、塾の先生が辞めることに、涙して、必死に止めてくれた彼女の心に。

本当に感謝しています。

こんなにも素晴らしいご縁と信頼をいただいたことに。

 

そして未だ、前塾でも笑い種になっていますが、

「(前塾のあった1階外、人通りの多いスーパーの前で)村山先生の袖を引っ張って、泣いてやめんといてと言っている高3女子高生と村山先生。。。どう考えてもおかしな光景でした」

 

・・・・・・そうやろね。

なんでそんなことになっているのか知らない人から見たら、さぞかし怪しげな光景だったと思います。でも、こんなにも「感謝される仕事をしてきてよかった」と感じる事はなかったですし、僕ができる事は、「生徒の成績を上げるために、必死に指導する」→「それだけだとしんどくなるので、たまには大笑いさせなければ関西人ではない」→「ただ楽しいだけではなく、ダメなときは本気で怒る」そんな生徒さんとのぶつかり合いの中で今を迎えています。そして、この5月には、二つ目の夢(塾生同士の結婚)も叶い、残すところはあと一つとなりました。本当に、僕は恵まれていると思います。こんなにも素晴らしい生徒さんに囲まれて塾での仕事を20年以上やってきました。そして、これからも頑張って仕事します(次は、日本全国の先生と生徒を結ぶ、オンライン学志館が年末までにはオープンします)。

 

そして何よりも、「お母さま、本当にありがとうございます」

このようなご縁をいただきまして、本当に感謝しております。学志館がこれからも、娘さんのような素晴らしい生徒さんでいっぱいになるよう、村山はもちろん、そこで指導する講師にも研修・教育を行い、感動を与える集団となるよう頑張ってまいります。まだまだ道半ばではございますが、今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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