■昨日は、第一志望の同志社香里に合格した生徒さん・お母さまがご挨拶に来て下さいました。
抑えとして受験していた開明中学校もスーパー理数での合格です。
入塾時(小5)から偏差値を18.2上げ、偏差値60もこえました(五木・駸々堂模試4教科)。
努力が実って、本当によかったね。合格おめでとう!!この生徒さんの凄いところは、「やる時はやる!」そして、疲れたら、豪快に休む(寝る)ところです。普通は、だらだらとなりがちですが、彼はスパッと休んで、その後、ものすごい勢いで長時間頑張ります。その切り替えの早さと、やるときの集中力がすごいんです。そして、偏差値アップ18.2は、学志館の歴代2位の記録です。中学へ進学後も、持ち前の「やる時はやる!」で、頑張ってくださいね。
■うれしい報告がもう1件ありました。
同志社国際の合格もでました。この生徒さんは、受験した学校全て合格の全勝!です。
同志社・同志社女子・同志社国際と、受験した同志社系列全勝です(その他の抑え校も全て合格)。凄いです。後期日程は、すごい倍率になるので、心配していましたが、見事でした。
これで、今年の中学受験の結果は、全て出そろったことになります。
学志館の中学受験クラスは、まだまだ少人数です。
しかし、だからこそ、形だけの「質問ルーム」や「自習」ではなく、中学受験担当者の空いている時間に無料で指導するなど、可能な限り、そして他塾さんよりも少しでも「指導したい」と思い、頑張っております。
そして「できないことはできない」「危険なものは危険」そして「大丈夫ですよ」とお話しするところも含めて、村山の感じている、そのままを、早い段階(小4や小5)からお話しします。
塾にも2種類あります。
「大丈夫ですよ」と言っておき、小6の秋ぐらいで、どうにもならない時期に来て「無理ですから志望校を下げましょう」という塾と、本気で、その都度その都度、実力から未来の予測を行い、合格へ向け進路指導する塾です。僕は、はっきりと無理なものは無理と言いますし、それは「絶対に無理」なのではなく、「今の勉強の仕方と、ペースでは無理(だと予想します)」という事です。当然「こうしましょう」「ああしましょう」とお話しし、その順番は①本人が努力すべき「暗記や演習作業」=無料でできる事から勧めます。勉強ができる子は、「自分で勉強できる」ことが最低限必要です。それは、一人で放置するという事ではなく、「一人で長時間学習する」ことができる上で、「先生の手が空いていたら質問」し、その時間がなさそうなら「自分にできる暗記や問題演習をする」など、効率よく学習できるという事です(これができずに、先生をつけないと勉強できない、或いは「教えてもらう」ことがたくさんあり過ぎる場合、どうしても「先生を決めて、授業としてでないと質問できない」という場合などは、個別指導などを受講する必要が出てきます)。
勉強が苦手な生徒さんは「教えてくれないから勉強できない」と、よく言います。
しかし、考えればわかることですが、生徒からの質問に「即座に・その場で」対応しようとするならば、生徒の人数分先生がマンツーマンで必要となります。そんな環境はありえないと考えます。個別指導や、家庭教師をつけてであるならば可能なのかもしれませんが、それが普通の普段の学習環境というわけではありません(そんな世界は、特別な一時的な世界です)=人がマンツーマンでついていなければ「勉強できない」という事の裏返しとなります。そんな生徒に育てるべきではないと考えます。
これもよくあることですが、「わからない問題を10問連続で教えてもらった」からといってできるようになりません。
勉強は必ず、「教えてもらう→教えてもらった時間の3倍~5倍以上のトレーニングを積んで、できるようにする」ことが必須です。しかし、大部分のお子さんはこの「自分で勉強する=演習や暗記」が大嫌いです。そしてこれこそが、「家でもできる事=それをやっていないから成績が上がらない」「お金を出してわざわざする事ではない=家で宿題としてやるべきこと」だと、保護者様が感じているからだと思いますし、僕もそう思います。ですので、学志館では、この「自分でできる学習(演習・暗記)」は無料でフォローしますと謳っています=本人が努力する事を強います。そのため、勉強で結果を出そうと思ったら、「教えてもらえないからわからない、できない」ではなく、先生に質問できない時間に「自分でできる暗記や計算」などをする必要があります。結果が出ていない場合、この「わからない」所が多すぎて、成績が伸びないのか、「やっていない(暗記など)」からできないのかを分けないといけません。「やっていないからできない分野」を個別指導や、お金がかかる指導で行えば、お金がいくらあっても足りません。一方、「わからない」所がとんでもなくたくさんあり、無料の質問や、授業前後の質問では到底解消できないのであれば、個別指導など、授業として「教えてもらう」時間を持たなければ、その生徒さんの学力の復活は難しいと言えます。
※私立や公立のトップ校や進学校で、学校の進度が早く、解説もままならない。本人は「暗記・演習」を含めて、しっかりと勉強できているが、とにかく「(解説されておらず)わからない問題が多い」という場合などは、個別指導で「そうした問題だけを質問する」等、連続して教えてもらう事に意味があると考えます。
しかし、しかしです。
長く塾で指導していますが、間違いなくお子さんの大部分が、「暗記や、できる部分の努力」をすっ飛ばして、「個別指導」や「教えてほしい」と言います。
教えない先生なんていません。
教えないのではなく、「一度教えた内容だから、ノートや、テキストを見返して、もう一度考えてください(これができなければ、同じ内容を教えるために個別指導や家庭教師を頼まないといけなくなるので、そんな無駄なことにならないように頑張れ)」とした結果が、「教えてくれない」→「個別指導でがんばる」となりがちです。我々も、お子様に向けて、言葉足らずとならないよう、指導を行ってまいりたいと思いますが、保護者様におかれましても、学志館は、上記のように「まずは、無料特訓において自分でできる努力を強いる塾」とご理解いただき、お子様の成長のために、逃げずに頑張る必要のある修行なのだと、ご理解いただければ幸いです。
「自分でできる努力」をちゃんと行え、わからないところを「先生、ここまでは理解できるのですが、ここからがわかりません」或いは、「一度教えてもらったんですが、ここから忘れてしまいました」とちゃんと質問できる生徒さんに育てます。決して、「どこがわからない?(先生)」「全部」と答えるような生徒さんを育てたり、わからないまま放置したりする子、そして自らの努力をせずにお金をかけて手をやいてもらう事が当たり前であるという状態にすべきではないと考えます。それが、学びを志すという事ですし、将来、塾などなくとも「自分で勉強できる」ようになることだと考えます。