公立高校入試が近づいてきました。
今年の入試は、「内申点が10段階から5段階評価になった」「前期入試がなくなり、基本3月10日の入試のみになった」など、新しい入試制度の年となります。
・内申点の情報
・当日どの程度取らなければいけないのか
・倍率について
など、お話しさせていただきました。
大阪府の公立高校入試は、通常1.1・・倍となるよう調整されます。
しかしながら、人気の高校は高倍率となり、人気がない学校は定員割れをおこします。
その倍率ですが、お子様の感覚と、塾の感覚がかなり違う事を話し、安易に受験校を決めずに塾へ相談に来るよう話しました。
■倍率が1.25倍の場合。
450名の受験者に対して、360名の合格=不合格者が90名いる状態です。
この状態を危険と感じるか、大丈夫と感じるかは個人差のある問題ですが、塾としましては1.25倍や、1.3倍でも結構落ちるぞ、危険度があるぞと心してかかります。
そんな中、この地区の人気高校だと2倍以上(前期入試があった場合は4倍程度までありました)~1.8倍、1.6倍程度の学校まで出てまいります。
ここで、子供たちの感覚に話を戻しますと、
「2倍って、半分が落ちて、半分が合格するってことやろ?」=じゃんけん
のように軽く考えている子が最も危険です。2倍の倍率で、じゃんけんの様な半々の確立は、「奇跡でも起きない限りなかなか起きません」
ほぼほぼ、合格すべき子が合格します。
それほど、2倍は、十分高倍率です。2倍程度の高倍率の高校を受験するのであれば、「内申点と偏差値の両方がそろっている」など、合格のための条件がある程度そろっていることが、まず必要です。
2倍程度の倍率がある中で、「内申点も偏差値も足りていない」状態では、まれにいる、偏差値の実力以上に過去問題が取れている(冬に間頑張り、力がついてきている)生徒以外は、非常に危険だと言えます。
内申点・偏差値・過去問題の出来具合は、かなり個人差のある問題です。
内申がないから絶対にダメとか、過去問ができているから絶対大丈夫とかいう問題ではなく、本当に、かなりしっかりと考えなければいけない問題です。
現在お子様への面談、保護者様との面談を行っております。不安な場合は、是非、面談をお申し込みください。よろしくお願い申し上げます。塾からも危険だと感じた生徒さんを呼び出し、お話をすすめております。
※高倍率の学校と、定員割れの学校の差が激しいようで、かなり無茶な進路指導を行っている様子がうかがえる中学校さんもあります。
「本当に危険なのであれば安全策をとる」「私立に行かせてもいいので、チャレンジ」など、お子様一人一人の状況を、正確につかんだうえで、本人・保護者様で決定していただきたいと切に願っております。塾の判断も参考にしていただければと思います。何度でも面談します。よろしくお願いいたします。