今読んでいる本です。
かなり売れているようです。塾業界の人もかなり絶賛の、その内容は、「誰か特別な指導者や、特別なケースのお子様の事例」ではなく、様々なケースに対応した「一流:勉強において一流となる習慣:仕事において一流になる習慣」という広い項目で、条件を提示してくれている点です。
よく「東大へ合格」などの本があっても、お子様の性格や勉強の姿勢が全く見本とならなかったり、「それって、その子だからできたんでしょ?」となってしまう場合が多いように見受けられる教育本の中で、一流と呼ばれる人(有名大学に合格した人)多数のアンケート結果から、「正しい習慣」を紹介しています。
もちろんダメなケースや、やってはいけない例も多数挙げられており、きっとお子様(保護者様)に合った「一流の育て方」が見つかると思います。
僕も若い頃は、「熱意と、こうすれば!」という自分本位な指導をしていたと思います。
しかし、本を読めば読むほどに、そして経験を積めば積むほどに、「良書」に書かれていることは正しいですし、「結局書いてあった通りになった」という場合が多いです。人は、様々です。同じような成績のA君には合う学習方法でも、Bさんには全く通用しないことが多々あります。
決まり切った一つの正解等はなく、お子様の数だけ「指導方法」や「学習の方法」における効率化は違うと言えます。たくさん本を読めば、たくさんの事例が見て取れます。何百人も、何年もかけて得た知識を(そんなに簡単に体得できるわけではありませんが)経験として知ることができます。しなくていい遠回りを、回避できるかもしれません。
塾内の1階に、教育本を多数そろえております(この本は、今しばらくお待ちください。村山が読み終えたら、本棚に並びます)。お子様の送り迎えの際、少しでも読んでみてください。知る事、情報を得ることはとても重要ですし、正しい判断をする基準となります。
そして気づいてください。
勉強(勉強だけではなく経験を要する結果が求められること)で結果を出す方法は、いたってシンプルです。
表現は違っても、どの本にも「正しい努力を、人よりも長くたくさん行うこと」と書かれています。
「そんな当たり前のことを聞きたいんじゃない」
「何か、これさえやれば大逆転!みたいなのないですか?」と思っている内は、「正しい努力」をせず、練習もそこそこに、バッターボックスに立ってホームランを打つことを夢見ているような状態です。「正しい努力は裏切らない」そして、
「結果が出ないのなら、それは努力とは呼べない」という王貞治さんの言葉を、僕は心に刻んで行動しています。子供たちの努力の経過は認めます。しかし、結果が出ていないのに「こんなにやっても結果が出ないのなら、やっても無駄」というのは間違っていますし、「一生懸命に」ならないのも、人生を一生懸命生きていないと、残念でなりません。いえ、努力している=時間ばかりがかかって結果が出ない。。。。なんて、そんな悲しい事はないと思います。だからこそ、「結果」にこだわって、挑戦する子供に育てたいと持っています。