昨日は、英語の研修で上本町に行っていました。
まなびぃ教室代表の宮城と共に、新しく来春開校予定の英語教室の勉強会に参加してまいりました。
現在我々が取り組んでいるのは主に書く英語、読む英語です。
というのも、小学校で他の英会話に通っていらっしゃる方が、中学へ進学後、筆記試験では(会話で持っている実力程)点数がとれない場合や、3年も4年も英会話学校に通ったのに中1の2学期には定期テストで平均点以下になる、英会話をやめた途端話せなくなったりするなど問題を抱える生徒さんを多数見てまいりました。
講師をつとめる者の中にも「外国で暮らし英語はペラペラだけれども、日本に帰ってきて模試を受けたら英語で偏差値40台だった。。。。」など、会話と学問としての英語は違うというのが現状です。
それは、
・英会話でペラペラしゃべれていたらOKと安易に考えてしまう風潮がある。
・日本に英語の4技能(読む・聴く・話す・書く)をバランスよく学習し使いこなすためのシステムが構築されていない。
そのため、「テストではできるが、話したり聴いたりするのが不得意」「話すことはできるが書けない」など、英会話やインターナショナルスクールの問題点が表面化しつつある時期に差し掛かっております。今後、もっと、「なぜ、こんなに英語を勉強しているのに書けないのか(話せないのか・聴けないのか・読めないのか)」という問題が出てくると思われます。
実は村山家も、子供たちを「インターナショナルスクール(幼稚園)」に入れました。
確かに英検は取れましたが、現在中1を迎えたお姉ちゃんは「書く英語・読む英語」がからっきし駄目です。そして、国語がダメだという正に「母国語をないがしろにした典型」だと思います。それでも、失敗に気づき、筆記の英語で点数が取れるようトレーニングとプログラムを組めば、見事に復活を果たしつつあります(このように、英会話や英語に慣れ親しむことが悪いと言っているのではないのです。ただ、それだけでは、本当の意味で英語を使いこなせることにはならない場合が多いのですという事です)。
そんな中、我々学志館グループは、本当の意味で「英語を使いこなせる」お子様に育てるべく、会話やリスニングを含め、元々強い「書く英語」「読む英語」をプラスした新しい英語講座の開講を予定しております。
その研修会で、TOEIC990点満点をとった代表の方の言葉が忘れられませんでした。
「皆さん英語英語と言っていますが、母国語である国語の重要性をないがしろにして、言語である英語の上達は難しいと感じます。先に先にと早く検定を取られることを目的とされている方を見ると、小学校3年生で英検2級をとったら、その上は準1級です。小学生の国語力でそのレベルの単語・日本語訳の理解を全てできるわけがなく、無理やりなテクニックによる単なる●級に合格した=実際には書けない・読めないにつながります。何でもかんでも早ければいいという訳ではなく、じっくり本物の力をつけたお子さんは、言葉に対する感性がしなやかだと感じます」
この先生は本物だ。本当に子供さんの英語力を上げようとしている。そう思い、我々は、そのメソッドの勉強のために研修に参加しています。
名前は申し上げられませんが、はっきりと
「塾が儲かるシステムです。ぜひ導入してください」と言われるTVコマーシャルをバンバンしている英語教材・システム会社が存在します。内容を見てみると、半年で終了する内容を1年も2年も受講させて長引かせようとしている所もありました。
我々は、そんなものは本物じゃない。そんな英語教育をしたら、きっと、あんなに頑張ったのに本物の英語力がつかない。或いは、2年も3年も通って「簡単な会話だけができる程度で書けない・読めない」というお子様に育てるだけだ!そんなことはできない!と思っています。
お子様同様、我々も学び続けます。
学志館の企業理念は、「学びを志す心を育て、君の人生を変える!」です。それは、会社自体・社員も、今の状態を良しと考えず、絶えずよりもっと上を目指して改善を加える事だと思っています。今日もたくさんの学びを得ました。ありがとうございました。