今日は、宮城と共に10:00~13:00で速読の研修でした。
そこで出た下記のスピードの話し。
勉強になりました。
スポーツにしても、楽器の演奏にしても、仕事にしても、暗算にしても、暗記にしても、もちろん勉強という大きなくくりで言っても「早く(速く)・正確に」が当然のように求められます。
そして、「不得意」という人で、早い(速い)という人を、まず見ません。
通常不得意だと遅いです。
読むのも遅い
話すのも遅い
とっかかりのスピードも、やり上げるスピードも遅い。
スピードを追求するから質が落ちるという感覚に襲われるのだと思いますが、「その速いスピード」でトレーニングするから、質が高まり、量をこなすことができるとも言えます。
大学受験において、英単語を毎日20個ずつ丁寧に勉強するという人は落ちると言われています。
そんなスピードで学習していても、間に合わず、1800程度の単語帳を一巡する時には、最初の方の単語は見るも無残に忘れているからです。
1日200単語や300単語(人によってそれ以上)の単語を覚え、忘れるけれどもまたすぐ覚えなおしします。
「丁寧に1回やるよりも、何回も日を分けてトレーニングした方が良い」というのは、勉強だけでなくあらゆる分野で言われていることです。
何回もやるためには「スピードがいります」、不得意なものは「遅いです」。だからこそ、
スピードだけつけて何になるんですか?ではなく、スピードをつければ、たいていほとんどの苦手意識が克服され、それこそ応用問題や、考えるような難問にも、スピードがあるからこそ戦えるのではないでしょうか。
「スピードだけで良い」なんて言っていません。スピードという武器を手に入れ、たくさんの本を読み、スピードがあれば1回読んだだけでは理解が乏しい場合でも2回読むことで理解できるかもしれません。大人でも、1回見ただけの映画では内容をしっかり理解していなかったり、見落としている映像があるものです。あれ?こんなシーンあったかなと思うように、文章を読んだ時も、必ずしっかりと読めていない所が存在します。
それもスピードがあって、時間が余っているのなら、もう一度確認することができます。スピードがあるという事は、処理能力が速いということです。あとは、その精度を上げていくこともスピードがあれば可能となります。
1度でできるのは天才!
であるなら何度もやらないとできない。何度もやるためには、そのための時間が取れるスピードが必要!卵が先か、鶏が先かというような感じですが、是非、スピードがあるという事が、ものすごいアドバンテージにつながるんだと理解していただき、頑張ってください。
この話を聞き、僕はもの凄く納得でした。
僕も、スピード重視派です。
いえ、質重視で時間かけて丁寧にで結果が出ているのならば問題なしです。それで突き進みましょう。
しかし偏差値が60未満では特に顕著ですが、「やってないからできない」、なぜやらないのかというと、だらだらと無駄に時間を使っているという状態になります。結局「処理能力が早くて成績の低い子は少なく、処理能力(スピード)の低い子は、圧倒的に勉強が苦手」と感じます。
暗記などを含めた処理能力が高い=スピードがあると、弱点を克服しやすいですが、スピードがないと、結果を出す事がほぼほぼできません=皆が5歩進むうちに、(処理能力が低く)2歩しか進まず逆転できるはずもなく差が広がるばかりだからです。
そしてスピードのあるなしは、お子様によって違います。
処理能力が高いのに「計算」や「暗記」などの処理能力アップ中心の学習をすれば、「そのまんまの問題しか取れない」「形が変わると対応できない」「応用力がない」という状態になりますし、
処理能力が低いのに基礎的な語句覚えや、繰り返し解くことでスピードをつけるトレーニングを怠ると、「時間が足りなくて後ろ1/3をやっていない」とか、「覚えれば絶対にとれる漢字や理社の一問一答式の問題でバツが多い」「(できないわけじゃないのに)ミスが多い」という事になります。
どちらが良い悪いではなく、どちらも正しくて、お子様の状況に合わせて最適なトレーニングが違うという事です。
必要な子には速読は有効ですし、必要のないぐらいの処理能力(スピード)をお持ちなのであれば、受講する必要もないという事です。
理解を伴って速く読めているかを計測しテストしてくれる速読の体験を随時受け付けております。興味のある方はお申し込みお待ちしております。是非、大人である保護者の方も後ろで体験を見ていただけるとわかると思います。
いかにスピードが重要であるか。
いかに通常の授業や、教科書・問題集で学習する従来のやり方ではスピードは養われにくいかがわかっていただけると思います。