今日は、小4の受験コース生が速読の勉強に来ていました。
才能はある。
しかし雑。男の子にはよくあるパターンです。
休憩時間にルービックキューブを触っていたので、速読をしている間に、6面揃えて彼の目の前におきました。
「僕が教える指導時間は1時間程度。覚える手順は1パターンあたり10手程度。そのパターンが5パターン。マスターするのに君がやらなければいけない練習時間は五時間程度。一気にすると嫌になるので2週間ぐらいかけて先生が揃え方教えてあげるよ」
と言って立ち去りました。
「先生。。。どうやって揃えるんですか?」
きたーーーー!
どうでも良いことなのに、暗記力が必要で面倒な作業。このルービックキューブを「いや、いいっす」と言わないとは、
おぬし成長したな!
とうれしく思いました。
早速初級の完全1面体(1面と横1列の色がそろっている状態)を教えましたが、今日は、それも出来ずにすぐねを上げていました。
大丈夫。
一気にやろうとしたらあかんで。
明日も教えるから、家でも触ってごらん。面の色がどこに移動するかを立体的にとらえるっていうのは、中学受験でもものすごく重要なんだよ。
ちなみに慣れてきたら3分程度で6面完成するよ。
と折れそうな心をくすぐることも忘れないようにしました。
明日再度チャレンジすべく、揃え方を聞きにきてくれたらと期待しています。
簡単ではない事を、根気よく続けることができるようになるには、できないことに目を向けたらダメなんです。
少しでもできるようになったら喜ぶこと。喜んであげること。次もっと!と思うこと。そのレベルの課題を与えること。できない負け癖をつけるんじゃなくて、できる勝ち癖をつけてあげること。
彼は、大人でも面倒でどうでも良いと思うような「ルービックキューブへの挑戦」で、もしかしたら簡単に手に入らないものを手に入れる術を学ぶかもしれないですね。
期待しています。
ちなみに、僕は、ストレスがたまってくると、ルービックキューブを完成させます。
妻は、「それってしんどくないの?」
と言いますが、キューブが揃うとストレスが減ります。休憩時間に誰にでも教えます。挑戦者求む!