昨日の数学の授業での事です。
「厳しいようだけど、時間がかかりすぎだよ。このレベルだと、1問1分でも時間がかかりすぎ」
期末テスト対策として、ミニテストを行っています。
問題数、問題レベルから、どの程度で仕上げないといけないという時間設定を行いながら、テストしていきますが、その時に僕が言った言葉です。
後半の授業で宮城が入り、わからなかった所を教えて回ります。
そのため、
〇分でこの問題を、どの程度やった。この生徒たちの状況はこうだという情報を伝えたら、宮城も即答で、
「え?その時間で、これだけの問題しか解けないようでは、時間がかかりすぎているよ」
とのこと。
共通認識でしたし、プロの講師なら、誰もがそう感じるレベルという事で、生徒たちにも
「ほらね。まずは、時間を意識してみようか。いくら”できたんやって”と言っても、タイムオーバーで解けなければ、それは”できない”のと一緒だからね」と話しました。
解くのが遅いのは、練習不足です。
解けないのは「解き方の理解が乏しいか、そもそもわかっていない」からです。どんどん教えていきますね。
僕も、校長の宮城も、他の学志館の講師たちも、必ず、時間を意識します。(させます)
「遅い仕事は誰でもできる」
が村山(実は村山の父)の口癖ですが、巧遅拙速(遅くて巧み=上手よりも、稚拙、雑でもいいので速い方が良い)で、男子に多い、「速いけど雑」という生徒さんの方が、ゆっくり丁寧で成績が思わしくない生徒さんよりも伸ばすのが楽です。
速さがあると、大抵のことがクリアできます。
・楽器の演奏やスポーツでも速い方が圧倒的に有利です。
・頭の回転も速い方が良いです。
・出世する人で遅い人も見た覚えがありません。あーだ、こーだ言って遅い人の横で、すぐに電話をして確認するなど、何でも速いなあ。。。と感じます。
そんな速さを意識させることを、授業でも行うのですが、やはり、人力には限界があり、できることが限られます。計測などは機械の方が圧倒的に正確で、学志館でも、速く正確に読み解くトレーニングとして、
・速読解教室=速読
・速読聴英語教室=速読の英語版
をお勧めしています。
体験を随時行っていますし、8月の終わりから9月の第1週に行われる、全生徒を対象とした無料補講期間=個人別WEEK(1週間)では、体験を1度した内部生でも、再度、速読、速読英語を無料で行うことが出来ます(内部生の皆様には、時期がきましたら、ご案内いたしますね)。
僕は、とにかく、子供たちに何か「得意」を見つけてもらいたい。
嫌いな勉強の中に、「これならできる」「もっと頑張る」科目があると、それを起点に、次々枝葉を広げていけます。
仕事も一緒。
できない事に目を向けるのは、もちろん大切なことですししなければいけない事ですが、「レベルが低い、もしくは標準レベルの場合」は、得意を伸ばした方が良いです。そして、偏差値が60(100人いたら上位15名程度)ぐらいになってきたら、不得意や取れていない後10点20点の細かな部分に目を向けるべきだと思っていますし、今まで何百人もの生徒を指導してきて、その意識で事に当たる方が成功確率が高いです。
是非、「得意」と言えることを作りましょう。
その一つが、「スピード」であれば、あなたは、人生における勝利の方程式の一つを手に入れたも同然だと思います。