君たちにとって、「行きたい学校」があるように、
学校側にも、「こんな生徒に来てもらいたい」という思いがあるんよ。
そんな生徒になるべく、自分で考え、行動できるようになろうか。
君たちは、そのレベルにまで来たんだよ。
カエル先生からの熱い言葉でした。
時を同じくして、
実は僕からも、下記のような指導を受けた生徒が最近多くなってきていました。
「先生、次何やったらいい?」
そう聞く生徒に、
「まずは、自分で、何をすべきか。どこが点数が取れそうか。暗記なのか、算数なのか・・」と指導された生徒さんが複数人いました。
レベルが上がってきているし、
この子たちは、自ら考える時期に来ている。
そう思っての指導でした。
受験学年も後半戦に入ってくると、僕がいつも保護者の方に言う言葉があります。
お子さんは、何をすればいいのかわかっています。わかっていない状態なのであれば、あれしなさい、これしなさいと言いますが、彼(彼女)は、その状態ではなく、自分で判断できる状態です。学志館から、驚くような課題が出て、”どれからやったらいいの。。。こんなの無理。。。”という状態になるのが受験生の当り前です。
そんな中で、何をすべきか、自分でわかっていないと、
「先生(親)が怖いからする」「厳しい先生だからする」など、本来「合格するためにする学び」が、他の要素でゆがみます。
その判断がつかない子が、
ずっと「次何やったらいい?」と聞き続けるような状態だと僕は思っていますし、それが良いとは思っていません。
「わからなかったら聞くのは大切な事。でもね、その前に自分でできる最大限の努力をしてみようか。正しい答えを出すことは無理でも”私(僕)こう思う。こうしたい”は言えるよね。頑張ろうか」と育てられた子は、考え始めます。家での声掛けも、大きな、重要な要素だと僕は思っています。
やるべきことをやってもいないのが偏差値50未満(頑張ってやろうね。支えていきますし、自習室の使用待ってるよ)
やらなくていいことをし、やらないといけないことをやっていない場合が多いです。
やるべきことを、ある程度やっているんだけど、「やり直し」や「定着」が甘いのが偏差値50台の生徒の大部分と感じます。
この辺りは
自分でチェックできるか、「あれ?忘れているかもしれないな。もう一度やってみるか」となれば、偏差値60程度以上の生徒さんの多くが持ち合わせている素養だと思います。そうなるように、一度、「自分のために頑張ってみよう」か。
君たちは今、
偏差値65以上。
「何をすべきかわかっている」「自分でチェックして、見つけ出した問題点から次の一手を考えることができるようになっている」状態です。
勉強だけが得意で、させられているロボットのような子を、レベルが高い学校は望んでいません。
問題を見つけ出す力や、それを自分なりに工夫して解決する力が求められています。
それを解決できないとしても、すぐに投げたり、「全部わからん」と言うような依存度高めの子ではなく、
何か糸口を見つけて、コツコツ努力を続けながら、
最終的に未来を変えていく力のある子。
そんな子を、どこの学校も、会社も欲しがっていると思います。
そのトレーニングを積むことで、更に1ランク、2ランク上の、
「させられている勉強じゃなくて、学びを志すことができるようになっていきます」
頑張ろうね。
※10年ほど前の学志館には、
宿題や勉強が終わると、家に電話して、
「お母さん次何したらいい?」と聞く生徒が多くいました。←僕はこの状態を最悪だと考えています。
そこから鍛え上げ、(現在のような)自分で考えることを指導する前に、「家にいるときは、お母さんに相談。塾にいるときは塾の先生に相談するのがルールで、家に電話するのは、仕事場で、指示された仕事が終わったんだけど、次何したらいい?ってお母さんに電話しているようなものだよ。やばいよ」
と話していた時期もありましたが、今では、こうした生徒はほぼいません(入塾したてで、こうした素養が見える場合は、保護者様にも相談、協力していただき自立を促します)。
ほんと、レベルが上がってきましたね。
どんどん、自ら未来を切り開くために行動できる子が増えてきていると感じます。さらに指導を頑張ります。