今日、中学受験の小6生にお話しさせていただきました。
過去、模試などで下記のようなことを言う子がいると聞き、『そんな事を、誰かから吹き込まれたのか、或いは自分で考えたのかな?』と、その時は思いましたが、いつも笑い話として受験生に語ります。
受験が近づいてきましたね。
過去の生徒から聞いたんやけど、こんな子がいるそうなので、気をつけてね。
それは、1時間目の受験科目が終了した時点で「うお~!塾で習ったところがそのまま出て、100点楽勝!!!!」とか言い出すんだって。
そりゃ、絶対に「そのまま出るなんてことはない」とは言い切れないけど、国語(1時間目は国語である場合が多い)で、そのまんまなんてありえないね。是非、そんなことを言う子がいたら、その子の受験番号を覚えておいて、合格発表の日に見てごらん。きっと、その子、落ちてるから。
(こう言うとみんな、大爆笑です)
或いは、「塾で全く同じものをやった」ではなく、「むっちゃ簡単やった。90点以上は取れてる。楽勝!」とかいう子も、同じだね。
学志館の生徒は、是非、そんな姑息な作戦を取らずに、正々堂々と戦い、実力で合格を勝ち取って下さいね。そして、今まで頑張ってきていたら、今の時点で100%の力に対して、90%や80%程度の実力をきっちり出し切れれば、絶対に合格できるようになっているはずです。そのために君たちは努力してきたんだし、できない問題が急にできるようになるなんてこともありません。「今までの力を100%出し切ること」に全力を尽くしてください。だから、とんでもなく難しい問題で手も足も出なくなったら、「だめだ~。。。これで落ちる。。」じゃなくて、「僕(私)がこんなに難しいと感じるのなら、他の子もできていないな。ならば、他の教科が合否の勝負を分けることになるので、1点でも取るために頑張るぞ!」と気合を入れなおして下さいね。
毎年、こんな話をします。
学志館は、受験当日、受験校の前で、塾の宣伝合戦のために旗をふったり、横断幕を出したりしません。僕が受験生ならば、恥ずかしいとしか思わないですし(これって、やらされているのかな?や、●●先生が来ていないという事は、別の学校に行っているのかな?と考えるだけで、気分が萎えてきます)、その前日までに、塾生との「よく頑張ったな!」を確認し、送り出し、後は、自らの力で戦地に赴き、合格を勝ち取ってもらいたいと願っています。直前まで、励ますのは、塾の仕事ではなく、お父様やお母さまの出番だと考えます。
今年も、受験まであと少しとなりました。
本当に、気が気ではないですが、受験生のみんなが、普段の力を100%出し切れることを願っています。