瞬間記憶能力を持つ「算数(数学)オリンピック2年連続優勝者」や、効率的な勉強法など様々紹介されていましたね。
勉強の仕方は、人それぞれなので、ここではコメントを差し控えたいと思いますが、
やはり気になったのは、
物凄い時間勉強しているという事です。
■「長い時間勉強しても意味がない。だらだら長時間勉強しても意味がない」という言葉がたくさん出てきましたが、内容をよく聞いていると、無駄に時間を使いたくないので、休む時は全く勉強しない日があったとしても、「集中したら10時間ぐらい・・」や「1日10時間~12時間程度は・・・」など、普通に答えているところが、さすが東大生と思いました。やらないのではなく「効率よく徹底的にやる」と表現した方が良いかもしれません。
※長時間勉強が悪いとされているのは、だらだら無駄な時間をかけても意味がないという事で、内容のある集中した時間を、出来るだけ長く持てば、結果が出るに決まっています。
勉強が苦手な生徒さんは、ここを「だから長く勉強しても仕方がない=勉強しない」と解釈しているようですが、違うと思います。
「効率よく勉強ができるようになるため、考えて、考えて、無駄な時間が発生しないように、より効果的な学習を人よりも長く続ける」必要があると考えます。
■実は、「暗記する・覚える」ことに対するテクニックが大部分だったのが、面白かったです。
(後は、「女の子に認められたくて」などのモチベーションアップ・精神論的な内容が多かったですね)
世界チャンピオンに2度輝いた女性も、その特技は「瞬間記憶」でしたし、自分の勉強法で出てきた内の大部分は、「いかに効率よく覚えるか」=暗記でした。
今後、大学入試が変わると言われていますが、賢さの基礎・土台として「暗記」「処理能力」が非常に重要であることを物語っていたと感じます。
誤解しないでください。
「暗記だけしてれば大丈夫」なんて思ってもいません。
「理解せず、丸覚えすればいいんだ」なんて思ってもいません。
そんな結果の出ない勉強法は、全くの時間の無駄です。
しかし、「暗記すること」は基礎学力として大切なことだし、必要なことだと思うのです。
車の運転に「暗記」は必要ないのかもしれません。応用と言われる、「運転能力・判断能力」の方が大きく問われます。
しかし「一方通行の標識」の意味を覚えていなければ、違反を起こしますし、大事故にもつながりかねません。
覚えているだけでは何の役にも立ちませんが、「覚えているかいないか」は大きな問題でもあると感じます。
はっきりと言っておきます。
「暗記はお金にならないのです」塾は指導したがりません。
覚えるのは家でもできるし、覚えるためにお金を払う事も、指導を希望することも、あまりありません。(そんな時間があるんなら、「暗記ではなく、わからない問題を教えて欲しい」と思うのが普通だからです)
それでも考えていただきたいのです。
お子さんは「暗記分野」「努力したらできる事」を仕上げているのでしょうか?東大生の子たちが言う「暗記はつまらないし意味がない」の意味を、「だから覚えなくていいんだ」ではなく、「覚える事なんてすらりとクリアして、思考力・判断力・応用力を駆使した問題に挑戦してほしい」と願っています。
学志館は、その「暗記」や「やればできる計算問題」などを、無料で指導します!と言っています。
それは、やさしいように聞こえるかもしれませんが逆です。勉強の仕方を教えるために、厳しく「まずは無料の講座(暗記やできる宿題)」ができるようになりなさいと厳しく指導されることを意味します。
勉強のプロセスは「やれば確実に点数に結びつく所(確率がより高い分野)」からつぶしこむことになります。
ここから「20点分出る!」と言われている全100問の漢字暗記を後回しにして、「出るかでないかわからない問題」「その生徒さんがやっても、できるようになるかわからない問題」をさせるべきではないという、学習の優先順位をつけて指導しております。
それは、「(やるべきことをやっていないのなら)先に、それを学習して」と言われることを意味します。
※授業では、どんどん教えていきます。
無料の自立学習や「演習時間」中に、「やるべきこと=自身の努力」をせずに、教えてもらおうとする生徒さんに、まずは、順番を守って勉強していただくという事です。
過去、無料のテスト対策で「それ(暗記)は家でやるので、教えてください」と言われ、担当が指導したケースがありましたが、結果は最悪の状態となりました。
担当としては、「生徒の熱意をくみ取らず、暗記を課すのではなく、教えるべきだ!」と判断したようですが、結果は、
「じゃあ僕も(私も)」と、やるべき学習をしていない生徒さんが殺到し、ちゃんと「やるべきことをやってきた生徒さん」の質問時間が無くなる事態となりました。あんな不公平なことを、二度としてはいけないと、自戒の念が村山にはあります。正しい努力をした者が阻害され、ちゃんとルールを守っていないものが優遇してもらえる・・・・そんな塾はつぶれると思っています。村山も日々、社員に研修並びに、指導を行っておりますが、こうした思いのない講師が、もしいましたら、是非、村山までお知らせください。
恥ずかしい限りですが、担当者も、精いっぱいの指導を行おうとして、悪気なく判断を見誤ることがあります。そんなことがないようにと日々精進し、お子様の指導に邁進して参りたいと考えております。そして、難問や応用問題をどんどん質問し、指導するG1クラスの生徒さんの数を、もっともっと増やしていく努力をしてまいります