富士登山の間、なかなか面白い体験をし、これって受験生や、塾で勉強する子供達にも気づいて欲しい事だと思いました。
「ちょっと荷物の入れ換えをするから、先に行ってて」
安全そうな道だし、待っているだけ無駄なので、息子を先に行かせた事が何度かありました。
あっという間に差がつくんです。
小5の息子の足ですし、そんなに早いはずがないのですが、少しずつ進む息子に対して、たった3分であったとしても、一歩ずつ歩みを進めた人との差は、驚くべき差になると実感します。
コツコツ真面目に頑張った息子は、目の前の一歩一歩をただ頑張って前に進んだだけ。ほんの数分ですが、止まっている僕からすると、あっという間に姿が見えなくなるほどの差になるんです。
一方、休んでいた僕は、気持ち的にはほんの数分です。実際には、荷物の入れ換えですが、これがほんの少しのサボり心で、「少し(数分)休もうっと」と考えたとしたら、気持ち的どころか、実際にもほんの数分なので、「全く問題がない」=たいしたことではないと感じて当たり前だと思います。
でも、その数分でも、一歩一歩歩みを前に進める努力をした者と、止まっていた者(理由はどうあれです)との間には、びっくりするぐらいの差が開いているんだと思います。
それが毎日、何回も、何時間も発生していたら、本人にとってはほんの休憩のつもりが、全くもって間に合わない大きな差になって現れるのではないかと感じます。
これは、同じ土俵(山登りで同じルート)、そして、小5の息子と大人、
でありながら、少し立ち止まっていたら、こんな差になっていた=努力の差を実感できるケースですが、実際の勉強では、同じ時間を使って結果が出なかったら、結果の出ているA子ちゃんを「あの子は賢いから」と言ってみたり、「私(僕)だってやってるし」と言ってしまうなど、比較対象が難しい=自分の努力の低さを目の当たりにできないのが普通だと思えるのです。
努力していない大人と、コツコツ数分頑張った小5生でも、これほどの差がつくんだから、
「毎日の授業を真剣に聞いて学習しよう」
「今この場で頑張ろう」
「スピードはないかもしれないけど、それを言い訳にせず自分の出来る最大限の努力を今頑張ろう」と思えるかどうかで、結果はものすごく違ってくるのだと感じました。たった少しの差、意識の差。努力の差かもしれませんが、それは、とんでもない結果の差となってあらわれる。
是非子供達も気づいて欲しいと願っています。
自分にとっては「ほんの少しの休憩」かもしれませんが、その間にライバルとの差が確実に付いているという事を。ほんの少しの毎日の努力が、夏期講習の3200問暗記の結果にも現れます。合格シールの貼られている人と、ほとんど合格していない人との差は、単に「やっていないだけ」=止まっているだけです。
まず進んでみようよ(塾へ来て努力してみようよ)そうすれば、合格できない子が「書いて覚えようとしていない事」「テスト形式でできるようになったか確かめていない事」「丸付けややり直しをちゃんとしていない事」「本当は理解していない事を質問せずに順番でただ覚えるようなダメな勉強法を行っていること」などが見えてきます。
毎日毎日注意しても、なかなかすぐには直りませんが、必ず少しずつですが「意識できていれば」改善されていきます。
そのためにも是非、授業だけでなく、無料の自立学習にも参加してください(夏期講習再開は8月16日(火)からです。また一緒に頑張りましょうね。