昨日も、たくさんの生徒さんが自習に来てくれました。
1階の新自習室ですが、外から丸見えだったため、目隠しをしました。学志館の自習は、自立学習!と銘打ち、「生徒自身が勉強できる習慣を身につける場」として、「次何をするのか考えるよう促す」「間違った勉強法をしていたらアドバイスする」指導を心掛けています。
「教えて勉強ができる」生徒さんは、意欲的に問題を解き、間違い直しをし、簡単なミスや解答を見る事で理解できる所は学習をすませた上で、残ったわからない問題を質問します。こうした生徒さんには、どんどん教えます=どんどん勉強ができるようになるからです。
「教えても成績が上がらない」生徒さんは、残念ながら「授業を聞いただけ」や「教えてもらっただけ」で、自らの手と頭を使って、自分で汗をかく事をしません。そして、同じ問題を「教えて」といったり、宿題を放置して全く分からなくなったりします=いくら教えても、根本的な復習の仕方や、勉強の仕方が間違っているため成績が伸びません。こうした生徒さんには、教える事よりも「自立学習」として勉強の仕方や、自らが汗をかく勉強法を身につけて頂く指導を行います。教えた事を書きとめておくことや、見返して考える、或いは、見返した時もう一度自分で解けるようなノートを取るトレーニングから始めます。
魚の釣り方を教えることは良いが、ずっと親が釣ってあげる事はできません。自分で釣り上げる事ができるよう、成長をうながす指導でなくては、それは単なる「過保護」か、「教えてもらって満足=でも、できるようにはならない」という結局は本人のためにならない指導であると考えます。
塾には昔から格言のような言葉があります。
「学力は教えてもらった分つくのではない。自らの頭と手を使って勉強した分だけ賢くなるのだ」という言葉も、その一つだと思います。教えない塾なんてありません。皆教える事が大好きな先生ばかりです。だからこそ、「教えてもらったけど成績が伸びない」原因を考えましょう。教え続けなければいけないのであれば、マンツーマンの家庭教師や、保護者がつきっきりで教えないと何もできない子になります。そんな子にしてはならない。そして成績上位者でも、苦手な科目の勉強法は、上記のような問題を抱えています。放置するのではなく、誰かが修正し、指摘し、指導することがなければ、いつまでたっても「勉強の習慣」は身につきません。共に頑張りましょう。自立学習に来て下さいね。待っています。