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個別指導のお問い合わせが、春前で増えてまいりました。
学志館グループの個別指導ファイズは、個別指導だけの塾と違い
「クラス授業へ戻りたい」
「得意科目は、クラスで学習する方が金額も安いし学習時間も長いのでお得」
「クラスで頑張る生徒の学習ペースや、宿題量をつかんでほしいので、クラス授業をしている塾の個別指導へ」
など、クラス授業があることの利点を求めて通塾されるケースが圧倒的に多いです。
もちろん個別指導の教室は、入り口も違い、フロアも違い、クラスの教室からそのまま個別の教室へ行くことができないため（３階の個別指導教室へは、いったん外へ出て、専用の入り口から入らないといけません）、クラス授業の生徒さんとの接点を持たずに通塾することが可能です。
しかし、塾としましては、できるだけ「クラスの生徒と一緒に特訓を頑張って欲しい」と思っています。
それは、世の中のほとんどの事が、「個別指導」のようにはなっていないという事です。大人の世界で、「個人別」というのは、正に高級で、普通ではありえない状態だと思います。
企業における社内研修も普通「個別」ではありませんし、学校もクラスが基本で、個別は特別です。
僕は、塾で指導するうえで、世の中がそうなっていないのに、子供たちの世界だけ特別にするのはおかしいと思っています。もちろん、「お金について」や「競争原理」など、大人とは違うので、段階を追って教えたり、その度合いは変えなければならないと思います。
しかし、子供の世界だけにバラ色のシステムを準備し、いざ大人になったら「急に競争と現実の社会が待っている」。。。。それで、「お前頑張れよ」と言っても、子供さんからすると、「え～！そんなん、習ってないし、トレーニングしたこともないし。。」となって当たり前だと思うのです。
個別指導で、「本当に苦手としている科目の復活を目指して、時期を決めて丁寧に教えてもらう」ならばＯＫです。
しかし、何でもかんでも個別の方が「すぐに教えてくれるし」「ペースも自分のペースやし」で、安易に個別指導に通うのは違うと思うんです。
いつの日か、入試で戦わなければならないんです。
将来、大人になったら「個人別で」なんて言っていられない戦いが始まるんです。
そのための準備を、せめて大人が、「お金さえ払えば何でも手に入る」ではなく、「厳しい世界に挑戦しなさい」と言ってさせなければ、大人になってから困るのは、その子だと思うのです。
なので、学志館の個別指導ファイズは、「できるようになったから、個別ではなくて、十分クラスで頑張れると思いますよ。本人さんが、どうしても個別で！という場合も、じゃあ、数学は苦手だから個別を認める代わりに、成績の上がってきた英語はクラスで頑張りなさいと言ってあげてください」と言っています。
※この春休みも数名の生徒さんが、個別からクラスへ挑戦します。
僕は、この「自分の殻を破って挑戦する子」が素晴らしいと思います。できなくて、また個別に戻ることになったとしても、また「挑戦する」。そう思えるような子供さんを育てていきたいと思いますし、個別指導に残ってくれている子も、「どうしてもクラスが合わない」っていうのはわかる！ならばクラスの子に負けない努力をここでやろうよ！という励ましで前向きに取り組んでくれる生徒に育てていきたいと思います。
もちろん、勉強の仕方には個人差があり、どうしても個別でないと勉強が進まないという生徒さんもいます。それは認めます。なので、個別が悪いという訳ではありません。でも、学志館グループの個別指導ファイズに通っていただく生徒さん（小学生・中学生）には、是非、クラス授業に戻って学習できるようになって欲しいと、村山は願っております。
