中学受験 勉強の仕方 村山の個人的ブログ

本当に勝つ(合格する)という事。枚方市樟葉の進学塾学志館・個別指導ファイズ

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昨日中1生の英語の授業で、宿題に出していた範囲のテストが合格点に達していない生徒さん数名の居残りでした。

G2クラス生のため、勉強の仕方が甘い生徒さんが数名います。

 

こうした生徒さんは、「家でやっておいで」と言ってもやりません。いえ、本人は頑張ってやっている(つもりな)んですが、勉強の目的が「合格するため」ではなく、「言われた宿題をするため」という状態が多く、形だけの勉強になります。

 

仕事も一緒ですが、

その場にいて時間がたてばお給料がもらえると考えている人の働きと、いい仕事をしようと意識出来ている人の仕事が、同じなわけがありません。結果を見ればすぐにわかります(勉強の場合、テストしてみればすぐわかります)。

 

勉強も全く同じです。

「まさか、22時まで居残ったら何とかなるなんて、思ってないよな。時間とか関係ない。そんな甘いこと言う前に、-2問特訓に合格しなさい!」と村山から厳しく言われ、目の色が変わったT君。

「合格したら、早く帰れますか」

もちろん。だらだら時間まで勉強をやった風で帰るぐらいならば、さっと合格して早よ帰ろうよ。

 

 

別の学年の生徒さんとも生徒面談をしました。

「宿題を自分で仕上げたいという気持ちと、成績を上げたい、志望校へ合格する事と、どっちが今の君にとって大切なんかな?」

 

・・・・・・・「宿題を自力で仕上げる事です」

 

「そうか、自分で頑張って、わからない問題を解く!って、ものすごい大切な事やね。それはいいと思うよ。でもな、もし、本気で勝ちたいんやったら、今のままでは負けると思う」

 

・考えるのはいいことだけど、他の宿題は間に合っているの?

・繰り返し学習することでマスターできるレベルの問題を、学習する時間は取れているの?

 

いろいろ確認していくと、どうも上手くいっていません。

こんな時僕は、「1問に時間を使って自力で解く大切さ←これはこれで、ものすごく大切なことです」と、原始人から、現在まで、何千年かけて誰かが考えて作り出してきた法則や公式、解き方をマスターせずに、自力で考え出すのは「自分の力だけで火を起こしてみせる!」と言っているようなもの=できるのかもしれないし、やれればすごいことかもしれないけど、「大いなる無駄な時間を使っている」事にもなりかねないという話を同時にします。

どちらも、大切なんです。

 

(合格のためにという心なしに)効率化を理由に「解法の暗記」や「解き方のパターン化」を推し進めれば、「その問題は解けるけれども、少しひねられると解けなくなる」という弊害が大きく出ます。

 

(合格のためにという心なしに)「自力で解く!」と言ってうんうん言いながら1問に30分も1時間もかけていると、他の勉強が手つかず、実は上位ランクの難しい問題に時間をとる前に中ランクの問題を沢山解く方が成績が伸びる!という場合もあります。

 

どちらが正しい、正しくないという問題ではなく、生徒さんの状況によって、どちらも正しく、どちらもやらなくてはならないんです。そのバランスの問題や、「今はどっちを比率的に高くするのか」という判断がプロである塾の先生の仕事だと思っています。

 

そして同時に、「本人が納得して、前に進むことなしに、目に見える学力アップは望みが薄い」と僕は思っています(偏差値を10程度以上アップさせている生徒さんは、間違いなく「やらされている勉強」ではありません)。

 

一次的に強制的にさせて成果を少し出す事はできます。

しかし、少しであったり、そのあと揺れ戻しですぐ駄目になるケースが圧倒的に多いです。本人が納得していないので、そうなりやすいです。

 

一方、どちらも正しい事なんです。

1問に時間をかけすぎて、他の学習時間に悪影響が出ているのならば、どこまでは塾の指導やノートを見返したり、先生に聞いて早く解けるようにパターン化すると決めてあげるべきですし、

 

パターン化や解答ばかりに頼っているのであれば、答えを取り上げて、安易な答え合わせや「できました!」を阻止して、本当の力がつく指導をしなければなりません。

 

今回の生徒さんの場合は、

難問の「チャレンジ問題」までの問題をパターン化し、早く解けるようにマスターした後、チャレンジ問題は絶対に自力で解けるまで頑張ってみてもいいんじゃない?ただし、国語や理社の宿題を仕上げ、その残った時間をチャレンジ問題に費やせるように効率化と、難問に挑戦する!答えは絶対に見ない!自力で解いて見せるという両方を、成し遂げようよ。でないと、難問に挑戦しましたけど、他の中級や初級の問題を落として不合格になると先生は思いますと話しました。

 

「絶対に合格しようよ。応援してるから。そして、勝つために、どちらをどう選択するか●●君が自分で決めないとだめやと思う。いろいろな勉強法がある中で、他の子が成功している方法でも、自分に合うとは限らないんだ。だからこそ、勝つ戦略を考えて、決めような。どうするって決めたか聞かせてもらうから、考えといてな」

僕はこうやって、何度も何度も本人と話し、本人が納得の戦略を決めていきます。

 

生徒さんは、塾へ来てくれている限り、みんな「頑張りたい」と思ってきてくれていると思っています。しかし、間違った思い込みや、形だけの勉強になるケースが多いです。結果が出ていない時はたいていこのパターンです。

 

それを指導者側である塾の先生が正してあげたり、本人を正しい方向へ向かわせてあげれなければいけないのに「生徒さんが素直でない」「あの子はやらない(やってこない)」と言っているだけでは始まりません。

 

大切なのは、「今までやってこなかったり、今やらずに固執した勉強法になっている事に先生側や保護者が目を向けるんじゃなく(「なんであなたはやらない!」ではなく)、これからどうするのか、どうなって欲しいのかを指導者側が決めてあげ、それを生徒さんとすり合わせて、共に進んでいくこと」なんじゃないかなと僕は思っています。「未来を共に描けるか」なので、生徒自身が決める!

 

いえ、僕が思う成功の選択を、生徒自身に「自分が選んだ」と思わせて前に進ませるのが、僕の指導法です。頑張らせます。

 

 

 

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