今日は、中学受験クラスの小4生の理社の授業でした。
チェックテスト(先週の宿題確認テスト)の点数が低い生徒さんに、
授業中に残りの15分ほど、マイナス2問特訓(2ページで2問以内の間違いで合格)を課しました。
しかし、小4生はまだまだ受験勉強が始まったばかりで、「テストの準備をする」という意識の話や、
点数を取るために、どう問題に取り組むのかなどを、
何度かは話していますが、(勉強の仕方が)固定されていない感じです。
そんな中、
テキストの前に載っている解説を見て、調べながら勉強する生徒さんを発見!
「こら!マイナス2問特訓って先生に言われたらテストです。
テストで前みて調べていいわけないでしょ?
それは、1回目の学習や、知識が定着していない人が、なんとか答えを探して見つけ出すことで覚えたり解けるようになる初歩の勉強法。
宿題をちゃんとやり、
1週間経った今なら、
前の解説から答えを探すような勉強をしていたらダメなんよ」(そう言いながら、この子は、宿題をただうめただけで身についていないのに放置したなと分かります)
「最初からできる人はいないから、ここに載っていたかな?これってどいう意味やったかな?なんて調べながらするのが勉強だと思うよ。
でもね、
そこから、教科書や辞書で調べたり、先生や友人に聞いたりしないで、できるようにしていないから、チェックテストの点数が低いんだよ。
一度宿題やっただけでできた気になっているのは、
手で投げてもらったボールに足がちょんと当たってゴールしただけです。
それで1回ゴールしたから、「もう完璧」とか言うやつ、ちょっとどころかかなり痛いやつやろ?」
そう言いながら、繰り返し練習の重要性を説きます。
「本番と同じ状態で、100%の力が出せるだろうか」という思いがあったり、1回うめただけだと「本当にできるだろうか」と不安になって確かめることができない限り、
それは、やらされている勉強です。
ただ埋めているだけ。
書いているだけと言っていいかもしれません。
「出来るようにする」楽しさを、感じて欲しいですね。