休校日です。余談を。
出版の選考会の中で、様々な学びを得ております。
1時間以上の打ち合わせを経て、今までの人生を振り返り、「書くに値する何か」を見つけ出す作業を行いました。
いよいよ、どんな本を書きたいのか、3案提出を指示されています。
もちろん、ここまでの間に、「何を書きたいのか」が認められ、選考に残っているのですが、今一度、掘り起こして、違う角度から考え、3案提出する中から、出版に値する内容を決定するようです。
その中で、感動するお話を聞くことができ、すごい学びを得たな〜と思っています。
それは、下記のような問いから始まりました。
「あなたにとっての顧客とは誰ですか?」
この問いに、90%以上の人が、「お金を支払ってくださる方が顧客です」と答えるそうです。僕も、そう思っており、塾でいうと、まさにお金を支払ってくださっている保護者様と、そのサービスを受けるお子様が違うという、非常に特殊なパターンで成り立っています。
そこで話が出た、有名な方の言葉が次のような言葉で、うちの講師たちにも今一度、真剣に受け止めて欲しい言葉だと思い感動しました。
あなたが、本を出したい理由はなんですか?
それを考える前に、そもそも本を出そうとするぐらいですから、なんらかの商売、仕事で、何かを成し遂げてこられていると思います。
同じように、あなたの商売の目的はなんですか?
ここで、売り上げ、利益と考えているようでは、売り上げは上がりません。
「顧客に最高の価値を提供する」のが商売です。
最高の価値を提供できれば、売り上げは上がるのです、
では?顧客とは何ですか?
あなたの商品やサービスを買ってくれる人が顧客ではありません。
「あなたが人生の最高の相談役だ」と思ってもらえた方が顧客なのです。
あなたの商売が、売り上げをあげることが目的なのではなく、お客様から、「あなたが、私にとっての人生の最高の相談役だ」と思っていただく仕事をしようと思っていなければ、それは仕事ではない。同じように、あなたの目的が本を売る事や、本を世に出すためだけにあるのならば、やめておいたほうがいいという事でした。
本を出すことで、その先にいる読者の何をあなたは解決してあげられるのかを考えてくださいと言われました。
我が社でも、新人講師への研修や、仕事でのミスがあると厳しい叱咤激励が飛びます。
そんな中で、ミスが続く者に必ずかける言葉が、正にこれでした。
「仕事の失敗を言われ、辛いと思うけど、仕事のミスは、仕事で返すしかないよな。頑張ろうか。そして、追い詰められた時こそ、売り上げや、利益のことを考えたらいかんよ。生徒のことを考えて。どうすれば会社のためになるのかよりも、どうすれば、生徒の成績が上がるのか、どうすれば、その子は救われるのかを考えて。それが君の仕事」と言われます。
生徒から、「先生」と相談に来てもらえる関係でなければ、塾をやっている意味がない。
保護者から、「先生どうしましょう」と相談に来ていただける関係でなければ、仕事をしていても楽しくない。僕は、そう思って仕事をしていますし、(美咲校校長の)宮城も、そんな風に楽しく仕事をしています。本校で村山をサポートしてくれている野川も、最近、特に生徒さんとのコミュニケーションを積極的に取ろうと頑張っています。更にさらに、講師一同頑張ってまいります。
卒塾生や、講師としても手伝ってくれた元生徒が出版の話を聞きつけ連絡をくれるなど、まだまだ遠い出版という夢ですが、これを機会に元生徒たちと話ができて本当に嬉しく思っています。
現在の塾生も、「私絶対に本に載る!」など、気合入りまくりの生徒さんもいますが、ご安心ください。「期末テスト頑張ってね」とお話しし、勉強第一で指導させていただいております。
夢の出版向け、頑張ってまいります。