枚方市樟葉/楠葉/くずはの進学塾 学志館です。
今日は、お盆休み中見かけた、お母さんの様子を見て、感じたことを書きます。
・「どうして●●できないの」
・「ほら、●●しちゃだめじゃない」
・「何度言ったらわかるの」
・「ダメな子ね。そんな事じゃ××で▲▲になっちゃうわよ」
・・・・・・よく見かける光景です。日々忙しくされている、お母様の気持ちが痛いほどわかりますが、これを、塾講師の話におき変えたいと思います。
塾講師の中に、それも特にベテラン講師に多い傾向ですが、「生徒から嫌われている」「人気のない」先生がどこの塾にも、学校にもいると思います。こうした先生は、大部分「正しい事を」「的確に」「その子のためを思って」そして、『嫌われても関係ない、正しい事を、その子のために！』という熱い思いで指導しているケースがほとんどです。でも、人気がありません。。。。なので、もともと話を聞いてもらえないか、「あの先生嫌い」「何か嫌」となってしまい、そもそも話が進みません。
こうした先生方と話しをすると、必ず、「注意しないでどうするんですか？」「それが教育と言えるのですか？」など、様々な意見が出ますが、絶対に出てこない言葉あります。
「あの子（その子）のためには、怒る（ちゃんと注意する）必要があったんです」
こうした、その子が変わるためには、怒らなければいけなかったのか、少し注意して誉めた方が良いのか、たくさん他の事を誉めた上で注意をした方がその子のためになるのか？という思考が停止して、「悪い事をした＝だから怒って当たり前＝怒らないと本人は変わらない」という想いの方が強くなっているという事です。会社勤めするとわかりますが、「結果」が全てです。もちろん、結果に至るプロセスを全く無視した仕事は「ウソをつく」「だます」等につながる事もあるため注意しなければなりませんが、それでも正しい方法で結果を出す事が求められます。
「お子さんが、ちゃんと行動を正す事が出来るようになるのが、求めている結果です」
「その子が、勉強するように（●●の努力をするように）言動を変えさせることが、求めている結果です」
僕は、これは怒らなアカンと思えば、烈火のごとく怒ります。正直、現代の塾という仕事において、こんな先生がいまだいるのか？と思う程、厳しく注意します。でも、心の中で『このままでは、君大変なことになるで。変わって欲しいねん』と思っているので必ず、そう話します。「●●したら、他の子に、こんな迷惑がかかるので絶対にやめて下さい」。そして、言っても聞かない場合は、考えます「時間をあけた方が良いのか」「今、徹底的につぶし込んでおく方が良いのか」「友達と一緒の方が良いのか、そうでない方が良いのか」「誰か別の人から話してもらった方が効果的か、そうでないか」「実は、ゲームみたいにさせてみたら、喜んでするか？しないか？」など、その子にとって必要だと思える言動を取らせること（結果）を元に、たくさんたくさん考え、必死にその子へのアプローチを考え行動します。
■他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ。
■悪いのは生徒ではない。
■他責ではなく、自責。
そして仕事として、プロを目指すのであれば、「これが正しい・あれが正しい」以前に、結果でしょう。「その子が、変わってくれ、成長してくれることを望んでおり、そうなるように、こちらが行動を起こす」ただそれだけのはずです。なので、自身も娘などに、個人的な親としての感情が出てきた時は、一息ついて「仕事」として考えるようにしています。いえ、彼女にとって、「将来、それでは困るから、直しておくべき」事を改善する事が最重要なのであって、そのために「叱らないといけないのであれば叱る」「誉めた方が良いのであれば誉める」ように心がけています。そして、覚えておいてください。塾でも「同じ言葉かけをしても、感謝されるA先生、クレームを言われるB先生が発生する」ように、「こう注意したら必ず上手く行く」「こう誉めれば必ず上手く行く」「こうしたら必ず成功する」などという魔法のような事はないのです（勉強も全く一緒だと思っています）。だからこそ、何度も「トライ＆エラー」を繰り返し、その子にとって最善の結果が訪れるよう、導くのが塾においては講師の役目だと思うのです。
「目の前にいる子供の将来を良い意味で変えてあげる・人生を変えてあげる」のが、指導者としての使命だと考えます。
お母様も是非、一息ついていただき、「お子様の未来を変える」働きかけを行って下さることを切に願っております（塾長：村山）。
