9月1日(火)から、授業が過去問題講座となります。
・毎週2校分の過去問題を仕上げる→翌週、採点・解説。
・偏差値60以上の生徒さんは、上記では学習量が足りないため、「追加の過去問題」もしくは「五ツ木・駸々堂特訓」となります。
偏差値55未満の生徒さんの中には、上記「2校分の過去問題」すらも仕上がらないケースが発生しますが、中学受験において量がこなせない事は致命的です。いえ、受験全般において言える事ですが、
「マラソンランナーは、長く走る事が出来ます」
「短距離ランナーは、尋常ではない量のダッシュの練習をしています」
「ピアノ奏者は、とんでもない量と時間、ピアノを弾いてきています」
そして、「サッカーの選手も、とんでもなくサッカーの練習してきた」でしょう。
よく「量を少なくして、効率よく勉強できませんか?」と言われますが、それができるのは「既に勉強ができる子」もしくは「天才」だと思います(こうした生徒さんには、効率的な学習を行う事で、非常に短時間で結果が出ます。塾としましては偏差値65程度以上だと判断しています)。勉強だけ、量をこなさず「できる」ようになるのでしょうか?過去の生徒さんを見ていても、様々な分野において結果を出している人をみても感じますが、全て一緒。
(正しい)努力は決して裏切らない
ということだけです。もちろん、ただ「時間をかければいい」という問題ではありません。そこに効率化が必要ですが、「愚直に」「量をこなし」、その上で、「効率良く」できるようになれば本物ですが、そこをすっ飛ばして、「勉強ができるようになりたい」「お金持ちになりたい」「出世したい」は間違っていると思います。必ずどこかでメッキがはげます。
「この講座を受ければ偏差値●●アップ!」
「これだけで完璧!●点アップ!」とは確かに、効率よくまとめてくれた、素晴らしい講座や書籍なのでしょう。しかし、この世の中に、「これだけやれば」というものがない事を、大人はみんな知っているはずです。
「これだけやれば大丈夫」をやったから、もう努力しない、これ以上やっても無駄と考えるのではなく、「これだけやれば大丈夫」を早く仕上げた上で、さらに「これも出るかもしれない」「こう出たらどうしよう」と考え、頑張れる生徒さんを育てていきたいと考えています。
※誤解しないでください。
勉強はできるだけ負担が少くなく、楽に結果が出るようにすべきです。嫌だというマイナス思考が出ると、結果が出にくいためです。しかし「楽を追い求めて、ほとんど努力せず結果がともなわない」「どこかに青い鳥がいると思い、自らは努力しない」「勉強法!や暗記法!ばかり学んだり研究して、結局結果が出ていない」のなら、「効率化」とか虫の良い話をする前に、「愚直に努力しようよ」と思うのです。そんな事をしている間に、単語の1つでも覚えれば、確実に賢くなります。頑張りましょう。努力できる習慣は、天才をも超える才能であると、村山は思っています。
いよいよ、2学期です。受験学年にとっては追込み期です。この時期に「とんでもない量」、そして「質をともなった、中身の理解」ができて、成績が伸びないなんてことはありません。成績が伸びない理由は、「できない事をできるようにしていない(やらない・聞かない・繰り返ししないなど)」「他の子よりも勉強量が足りない」「復習がちゃんとできない(これが出来ないと、いくら授業に出てもザルで水をすくうようなものです)」など、ちゃんと勉強していないだけです。共に頑張って参りましょう。支えてまいります。