教育

塾で採点することにこだわる訳

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小5・小6クラス授業です。

公立小学校では、まず学習しないレベル、もしくは多くは取り扱わないレベルの問題でありながら、中学校では当たり前の様にテストにでる範囲です(テキストの後半部分にあたります)。塾ではしっかりと学習していただきます。

 

■夏期講習の2/3程度の期間までは、解答を塾預かりで採点を行いました。

(通常授業では、解答を塾預かりとし、授業内や自立学習の時間に、可能な限り塾側で採点を行います)

 

解答があると、「答えだけ書き込んで終了」とする生徒さんが出てまいります。

一方解答がないとやり直しができません。

そこで学志館では、「ある一定期間までは解答がない状態で頑張らせます」

・解答がないので、先生に質問したり、教えてもらったり、授業以外の時間に学習に来ないとテキストが仕上がりません。

・講習会後半には、解答をお渡しし、「最後の見直し」「家での丸付けややり直し」など8月29日の公開模試へ向け、効率の良い学習法を指導します。

※解答をお預かりし、塾採点を行う事は、非常に困難な事です。

「いつ預かるのか」「預かっている間、別のテキストを準備しなければいけない」「わからない生徒が出れば、当然教えないといけない」など、解答を渡すことよりも、解答を預かる方が、塾側にとっては非常に手間と時間がかかります。よって、通常塾は、解答を預かって塾採点を行いません(相当少人数で、生徒数がいない塾でしか行えないのが現実です)。

それでも学志館・ファイズ・まなびぃは極力可能な限り、塾側での採点を行いたいと考えています。「丸付けを自分でやっておくように」「自分で見ておくんだぞ」の方が、ずっと楽です。でも、そうすると、「答えだけ書いて終わりにする」「うつして終わりにする」生徒が現れるかもしれません。或いは、毎回ではないにしろ、少しズルをしたりする可能性が出てきます(そうならない事を願っています)。

そしてご理解いただきたいのは、偏差値60や65をこえるような成績上位者に答え合わせを自分でさせる場合ですら問題が起こりえます。自己採点後、「何かわからない所はない?」と聞くと、ほぼほぼ100%「大丈夫です」と答えます。ウソをついているわけでも、かくしているわけでもなく、成績上位者は「解答をみれば理解できる」のです。しかし、いざ本番となるとやはり解けないのです。「解答を見ずに、頑張って耐えて考える」事で解けるようになってきます。だからこそ塾で学習しているとも言えます。安易に答え合わせをし、「あ~そうか、わかった」と思っても、実際にはできるようになっていないのです。「楽に手に入る物は、すぐに失う」のが普通です。安易に答え合わせをし丸覚えしたり、ちゃんとした理解がともなっていないとすぐに失います。一方で「時間的な制約」「効率化」のため、どうしようもない期限がやってまいります=いつまでも解答がない状態で、頑張り続けると今度は時間が足りず、いくら考えても解けないのに時間の無駄という状態になります。そのバランスを、我々は頑張って指導していこうと考えております。「考え、本当に解く事も大切」一方で「考えているふりをして無駄に時間を過ごさせないようにすることも大切」だと考えています。よろしくお願い申し上げます。

 

※自身で解答を持ち、「ノートに学習する」「何度も繰り返し学習しテストに備える」用のテキストも1冊お持ちです(通常授業)。お子様の学習姿勢に合わせ「塾で管理」「自己管理」の両方の実現を目指し頑張って参ります。

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