入試前日、僕は、「頑張ってね」と言いたくなる気持ちを抑えて、
「楽しんできてね」と言います。
人生がかかっている入試を楽しんでなんかいられるかい!!!
と思いますか?確かに、人生がかかった大勝負で、笑っていたり、(単に)楽しんでなんて言っていたら負けるでしょうね。しかし、僕は小さかったころ緊張しいで、なかなか大一番に勝負強くありませんでした。
手が震えてきたり、
緊張からすぐ疲れてしまったり。。。。
そんな時、「真剣なんだけど、にっこり笑うこと」でリラックスできることに気づきました。そして変われたんです。勝負を楽しみ、そして勝つことにこだわる事ができるようになりました。
緊張しててもいいので、にっこり笑うこと。
怖くてもいいので、『今までの成果を試す時が来た!楽しみだ~』と思って、できたらそれを口に出してみよう。思ったこと、口にしたこと、それを自分の耳で聞いて、暗示がかかったみたいに少しリラックスできます。
適当に、「別に落ちてもいいし」というような、へらへら楽しんでいる風でごまかすのではなく、
身震いするような緊張がやってくるんだけど、それを楽しみに変えて結果出す人間になってやる。
そう思えるような、勝負強い子に育ってほしいなあ。学志館の生徒達には。
と思っています。
中学受験の初日は、明日、2023年1月14日だけです。そして、いつものごとく言いました。
明日たくさんの塾が応援に駆けつけ、旗を振ったり、拍手で送り出されていたり、体育館の中で最後の授業が行われていたりしていると思うけど、学志館(村山)は、そんな塾アピールのようなことはせずに、励まし、鍛え上げるのは前日の今日まで。そして、明日は、
保護者と、自分だけで戦いの地に向かい、最終的には一人で戦うんだよ。
(カエル先生から聞いた「弱い奴ほど、よく群れるっていうやろ?一人で戦われへんのか?」という言葉通り、強くなったね。群れずに戦いに行こう!)
※塾長の村山や、宮城が回れる学校は、1~2校が限界です=ほぼ同じ時間帯に入試は始まります。
そこで、(何をもって一番なのかですが)一番の生徒には村山が応援に駆けつけ、次は宮城で。。。。。なんて順番付けができません。他の先生達だってみんなを愛しているし、誰が行っても、行かないよりはましなんじゃないか?そんな意見もあると思うのですが、僕が、受験生の立場だったら、やっぱり「塾長の先生に来てほしいと」というと思うし、そうでなければ、自分が一番好きな先生が来ていないとわかった時のがっかりといったらないと思います。そして、受験前のこの無駄ながっかりがいらないと思っています。みんな同じようにかわいい、合格してもらいたい学志館生です。そんな思いから、20年以上塾長として受験生を送り出していますが、1回も受験当日の激励に行ったことはありません(少数派だな、たぶん。でも、その方が学志館らしい)。
楽しんでほしいなあ。
身震いするような緊張の中、人生を決める大一番の勝負。120%の力なんて出そうとしなくていいよ。いつも通りの力を出せたら、過去問題が証明してくれたように(事前に自分ですることなく、塾管理で本当に合格できるかどうか確認し、合格が出てきたよね)合格するよ。
リラックス、リラックス。深呼吸して、「練習は本番のように。本番は練習のように」力を出し切ってきてください。そして、報告に来てくださいね。待っています。