「あした死ぬかもよ」
衝撃的な題名ですが、真剣に生きる意味を問う、素晴らしい本です。
子ども達を指導していると、年に数人、
「そんなにぼーっとして(無駄に時間を過ごして)、つらくないんだろうか?」と感じる子がいます。
そんな子に、
・命って時間なんだよ(時間を無駄にする=命を無駄にする)
・結果はどうあれ、やってみようよ。
など話すのですが、心に響かない子も何名か過去いました。
いつの日か、僕のその言葉の意味を理解してくれて、自分らしく生きて欲しいなと思って指導を続けているのですが、1000冊以上の本を自分で買って読んできた僕が、2024.10一押しなのが!
■あした死ぬかもよ(著者:ひすいこたろう)
是非、何かに燃えていない(いや、ずっと燃え続けている必要なんてないんだけどね。でも、死んだ魚の目のような状態で生きていても「楽しくないんじゃない?」と、いらぬおせっかいが働きます)人や、
楽ならば、それでいいので、ひたすら「(楽しく努力できていたり、しんどくてもこれを頑張りたいではなく)なまけたい」という人、
或いは、人生が上手くいっていない。
努力しているんだけど報われない。
人生そのものが、そもそも楽しくないという人も読んでもらいたいです。
いえ!全員読んで欲しい。そう思える良書(38万部以上売れているよう)です。
(塾の図書として置いていますが、是非、購入して手元に置いて日々読み返す”人生の大切な1冊”として欲しいなぁ)
そして、人生は、そんなに甘くない。
自分の思うようになんてならないのが基本だし、「俺(私)超ハッピー!!」なんて人は、実際には数%しかいないんじゃないだろうか?と思うからこそ、
そして、ふだん、
「後悔は、今の所ありません。超ハッピーに生きています」
と思っている村山でも、まだまだ『僕の生き方は、甘いな。もっと真剣に生きなければ。もっと輝いている人がいる。僕もそうなりたい』と思える書籍でした。多分、低いレベルで満足している二流なんだな。僕自身が。
そんな僕が、更に一流を目指したいと思える、本当に素晴らしい本でした。そして、この本に書いてあることを読んで、君たちの(保護者様の)意識が、ほんの少しばかり変わる事で、
人生が変わり始める。
僕はそれを、
「授業を聞いたり、宿題したり、みんな努力しているけど、結果が出る人と出にくい人がいる。それは、ほんの少しの意識の差なんだ。それをどうすればいいのか教えていくね」と話しています。
五感動と言って、
「歓童(子供のように楽しむこと)」
を五感動の最初に持ってきているように「楽しむこと」の大切さや、仮に仕事や勉強が「楽しめない」としても、自身が本当に楽しめる何かと、努力しないといけない「勉強や仕事」を結びつけて考える方法も載っていてとても学びになります。
是非、読んで、意識を変えてみてくださいね。
ちなみにですが、僕は速読を少しばかりやっていて、この本を読み終えるのに1時間かかりませんでした。速く読めれば、それだけ「時間を有意義に、他のことに使えます」=時間は命であること。命を大切に使うことが出来ていると思っています(更に精進だな。そして速く読めていても、中身を覚えていなくて、伴っていなければ意味がないんだな。頑張るぞっと)
そして、最後に一言。
知らないという状態では、そもそも勝負にならない。
(勉強も一緒です。解き方を知らない問題が解けないわけではないかもしれませんが、めちゃくちゃ時間がかかりますし、知っていたら即答!という問題がたくさんあります)
知っていても(本を読んだり、教えてもらったりしても)、それを行動(何も見ず、自分の力だけですらっと)できなければ意味がありません。「言うは易く、行うは難し」のように、読んで満足ではなく、行動しましょう=僕もですね。頑張りますし、支えてまいりますね。