ちゃぶ台返し。
昔よくあった、頑固おやじが、気に入らないことがあると、全てをひっくり返すあれです。
僕も、たまーに家庭でやります(本当にちゃぶ台をひっくり返すわけではありません。誰が何と言おうが、「俺は許さない!」とばかりに、意見を変えないことです)。厳しく怒ってもいいと思いますが、どうか、お子様から、学ぶ機会の全てを取り上げないであげてください。
宿題やらないのに塾に行く意味あんのか?
言われたこともやらない、約束は守らない、やる気があるようにすら思えない。
そして、最後には、
「〇〇ちゃんはよくできる」や「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はできた」などと言ってしまい、禍根を残すようなことになってしまいます。
大人が考える、上記のような「子供のさぼり」への反応は正しいです。というか、どこのご家庭もみな同じようなものです。しかし、そのできていない事を、できるように今修行しているとも言えます。
小学校4年生なら約4年間。学校で身についた学習姿勢が仮に悪いとすると、よくて4年、普通は倍の8年、修正するのにかかると感じます。それも、かなり、毎日、村山や宮城から言われて、何とか半年や1年で(意識できていたら)変わるかな。。。という感じです。正直、週数回程度しか関われずに、また、学校で野放しにされたら、元に戻ってしまいます(塾へたくさん無料で学習に来てくださいね。習慣化できるようになります)。それが、中1(12歳~13歳)なら、よくて6年(高校を卒業しています)、長いと12年(もう手遅れです)かかります。それぐらい習慣は恐ろしいと思っています。
下記、村山が、過去にお送りした、叱咤激励(保護者へのLINE)です。
『こんな厳しいことを、今の子供たちに言ったら、すぐ学志館をやめて、楽で、楽しくて、みんながいる塾へ変わるんじゃないかな。。。。』と思いながらも、そこで、お金のためにへらへら笑って見逃すようなことはしません。(学習の指導段階の一部で、今回は本人に注意で見逃し、それでもだめなら保護者との面談だなと考える場合などはあります)
どこのご家庭でも、ありえる内容です。
是非、一度読んでみて下さい。そして、同じようなことが起きていたら、面談や、必要ならば三者面談をお願いいたします。
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村山です。 「そんなのなら、塾をやめなさい」と言わないであげてください。彼は、 戦ってくれています。 本日、村山から、厳しく注意を受けました。下記の状態でございます。 ご確認をお願い申し上げます。 ・以前にも、村山の解説(ホワイトボードに書いた内容)を書かなかった ことを注意されております。(今回で2回目です) ・今回のチェックテストにて、間違った問題の解き方を前のホワイトボード に記入し、説明を行いました。そこで、「間違った人は、書くこと。わから なかったとしても、写しておき、後で先生か、先生に聞きづらかったら宮城 先生に聞くこと」としました。 ・その後、2度ほど「書くように」と訴えかけ、書くだけの時間を十分に与 えた上で、やり直しを持ってきてくれたのですが、上記、(村山が書いた解 説を)、書いておらず、間違っている状態でした。 やり直しが合っていたら、「書いていなくてもできた。わかった」も認めら れるかもしれません。「しかし、やり直しも間違っている→正しい解説を書 いてもいないのは違うんじゃないかな。なんで書かない」と厳しく注意しま した。 書いていても、難しく、理解できない部分があるのもわかります。それぐら い難しいのが中学受験の問題ですが、そこを、「わかるようになりたい」と いう思いで、先生の説明を書いておこう、別日に質問に行こうという気持ち がなくて、中学受験は成功しないとお話しさせていただきました。 「もう塾行きたくない。。。」とおっしゃられるかもしれません。 しかし是非、「村山先生から連絡があって、難しい問題に挑戦しているので 責めないでやってくださいって言ってはったよ。頑張って、わからなくても 質問したり、せめて書くことはできるんだから書いて理解しようと努力して みよう」とお話しください。 そして、 間違った問題の解き方のノートを取ろうとしない今の学習姿勢は、泣いてでも、 どうやってでも正しておかなければ、「できるようになる一歩」になりえない と村山は考えています。 「わからない問題を、なぜわからない!と言っているんじゃないんだよ。説明 した問題がなぜわからない!と言っているんでもないんだよ。頑張ってもでき ないことはあるし、わからない難しい問題もあっていい。何度でも教えるよ。 でもね、書くことは、絶対に、やろうと思えばできるよね。それを、言われて いてもやらないのなら、先生は君を伸ばせない。今回注意されたことをお父さ んお母さんに、自分で話し、その上で中学受験を本気で頑張るのかどうか考え てください」そうお話ししたぐらい、今回の「書く努力すらしていない」のは、 やはりだめだと思っております。 今後も、同じ状態の「できることをやらない」のは、厳しく注意します。でき ないことは「(できるように、先生が教えるから)頑張ろう」と励まします。 ご自宅でも、彼の学習姿勢を変えるために、 「できなくてもいいから、努力はしようよ。頑張って、書いてみよう」とお話 しいただける事を願っております。 そして最後に、 できない子に、「頑張れ」とは言いません。できるのに、さぼる姿勢が身につ いている=それは彼が悪いのではありません。1日の多くを過ごす学校で、そ れが許されているので、習慣化されているのです。周りの大人が悪いのです。 そして、(つらいとは思いますが)こうした機会がなければ、また、彼の未来 は変わりません。 そんな悪い学習姿勢を正したい。 また頑張って、学志館に「注意されに来てください」。お待ちしております。
彼の未来が変わるかどうか、それは、まず、彼が心を変えないとなしえないと思います。
今までと同じ、
うっとおしいなあ。。。変わりたくないな。。。ではなく、
「頑張るか」と思ってもらえないと、前には進めません。
そして、その時頑張らないからと言って、「ダメ人間の烙印」を押すのはどうかと思います。
今はその時期ではないのかもしれませんね。
今変わろうとしなかったとしても、ずっと、そのままであるとは限りません。後になって、何かが芽吹き、心が変わり、言動が変われば、結果も変わってくると思います。
そして、「(僕を含め)人は、一人ではなかなか変われません」
共に戦う仲間がいたり、本当にしんどい時は大笑いしたり、優しくサポートしてくれたり、さぼっている時にはピリリと厳しい叱咤激励をしてくれる先生と一緒に頑張ることで、未来が少しずつ変わっていくんだと信じています。それが、学志館に通う意味の一つでもあると、僕は思っています。一人でできることは、たかが知れている。
頼ってもいいんだよ。
そして、「僕(私)は一人だとすぐ甘えが出るんで、監視お願いします!」なんて、自分で言えるようになったら、きっと、みんなが応援してくれて、君のファンになってくれて、サポートしてくれると思うよ。