小3生(中学受験小4生)が頑張っています。
まだまだ、始まったばかりですので、たくさん壁にぶつかって、それでいて
「やーめた」「面倒くさい」
ではなく、頑張って、一つ一つ課題と向き合っていきましょう。
村山からは、さっそく下記の注意を受けている生徒さんがいます。
僕は、「学習姿勢が、受験の勝負を分ける」と思っています。
数々の天才君、天才さんにも会ってきましたが、
その天才同士の中でも、努力した天才は、とんでもない高みへ上がって行き、努力を放棄した、さぼり癖のある天才が沈んでいくのを見てきました。
最後には、コツコツ正しい努力を継続できる人が勝つ。
それ以外の、例を見たことがありません。
なので、どうしても、吸収力が高い小さな学年のうちから、「学びの姿勢」を仕込んでいこうと思っています。
小学校の4年、5年、6年で、
大した努力もせず、さぼることを覚えたり、「学校の内容が簡単だから」と努力を怠るようになったツケは、
良くて中学校の3年間で、元に戻せるかどうかぐらいだと感じます。
下手をすると、高校まで、いえ、大人になっても、
さぼることが癖になるかもしれないと危惧しています。なので、僕は、学習姿勢に関しては厳しいと思います。
■授業の数分前に片付け始めた生徒がいたため、厳しく注意しました。
会社でいえば、仕事終わり数分前になると、片付け始めて、仕事せず、そわそわし始めている状態です。
受験で勝てるはずがないと思っており、
「時間まで、精いっぱい努力できる人間をまず目指そうか。できるできないは言ってない。できるようになりたい、そうありたいと思うようにしてください。それが受験生としての心構えということです。よろしく」
終了前に片付けることを、注意されたことがないという子も多いのではないでしょうか。
(いえ、学校では、ちゃんと時間通りに終わるために、数分前から片付けることを教わっているかとも思います)
しかし、僕は、
「その小さな数分を無駄にしたことが積み重なって、負ける」と思っています。
■マイナス2問暗記特訓のルールを社会科担当の野川が教えました。
暗記科目や単元で、合格点がとれていない状態なのを指導していっています。
わからない問題ですべきレベルの問題は、塾で何度も教えます。後になる場合もありますが、教えます。
家では、「できる努力」をお願いいたします。
間違った問題で、できるようにした問題を、
「あれ?できなくなっているかも」と思ってもう一度解いてみたり、
テキストの前を見て調べてできたことになっている問題を、もう一度テスト形式で解くこと。
3日後、5日後などに、「忘れているかも?」と、再度解いてみること。
それが重要です。
「宿題やったの?とお母さんから聞かれたら、”やった。もうやることない”って言ったらダメなんだよ。宿題が終わっていたとしても、”そうだ、村山先生から、間違った問題をもう一度解くように言われていたんだった”と言って、もう一度間違い直しを頑張るんだよ」と話しています。
できた!で終わる子と、
できたけど、もう一度やってみるか、今はできなくなっているかもと考え頑張る子は、きっと、遠くない未来、
「この問題は、完璧にできているから、本当にもうやらなくてもいい」
「この問題はちょっと不安だから、もう一度やっておこう」
などの正しい判断が、自分でできる子に育ちます。(保護者が言わないとやらない、言ってもやらない受け身の子とは違ってきます)
暗記は努力の総和です。時間の差、能力の差があったとしても、必ずできるようになります。
「暗記嫌い」と言っているようでは、なかなか厳しいです。
大学受験でもそうですが、
「暗記はできて当たり前」の状態でないと、
それ以外の思考力を要する問題や、応用問題に手も足も出なくなる可能性が高いです。
支えていきますね。
これも、学校レベルをはるかに超えた暗記力となるトレーニングがやってきます。頑張らせます。
■まとめの回=新しい解説はなく、問題演習中心でその質問受けや、学習姿勢をチェックする授業でした。
指遊びが始まり、ボーとしている生徒発見。
「おい。ぼーっとして、遊ぶのは家でしてもらえるかな。ここは塾。勉強を頑張る場所。解いて、わからない問題を持っておいで。それ以外に君の未来が変わる方法はないと、先生は思ってる」
と指導しました。
その後は、ぼーっとすることなく、頑張って解いていました。
(村山であっても完ぺきではありません。目を盗んで頑張っていない生徒もいるかもしれませんが、それは必ず、後で目に見えます。テストです。結果が伴わないとどこかに必ず問題があります。そこを見逃さないように一緒に頑張ってまいりますね)
こうしたチェックが弱いと、
家で後でやればいい。
と物事を、後回しにします。
後回しにする悪い癖は、中学受験では致命傷となります。
「明日やろうは、馬鹿野郎だ」という言葉がありますが、
今できる努力を頑張れる子は、少しずつでも必ず伸びてきます。
一方少しずつ、さぼる事に長けている子は、目を離すとさぼろうとします。
しかしそれは、大部分の場合、人を見てやっているのです(さぼれそうな人だとさぼり、厳しそうな人だと頑張る)。
頑張っているうちに習慣になります。頑張らせますね。僕は、受験の知識を教えていますが、同時に「学びの姿勢を指導する=もしかすると、それは人生で勝つ方法」なのかもしれないと思っています。
勝つだけが人生ではないですね。
勝ち続けるの無理ですし、負けて学ぶこともたくさんあります。
しかし、受験は「合否が決定する戦い」なのです。
「大事なのは勝ち負けではないと言っている人はたいてい負けるわね」(ナブラチロワ:テニスプレーヤー)
という言葉を聞いて、
「勝ち負けだけが全てではないけど、それを言い訳にして適当にしていいことはない」
とも思います。
そして、今の子は←(ああ。これ言ったらだめな言葉ですね。ですが言います)、
勝ち負けの勝負の経験が少ない。
なので、負けそうになるとすぐ逃げる。あるいは、負けそうな勝負はしない。
という様子を強く感じます。
何度も負けていいんじゃないの?(入試前の、本番前の練習で)
負けて立ち上がった回数で、強さが決まるんじゃないの?
と思っています。
(昭和かな?昭和ですね)
なので、
僕は授業の中で、「間違えたことを気にしないこと。もちろん反省し改善すること。でもね、失敗したことだけに目が行くと、それを隠して、嘘ついて、逃げて後回しにしようとする。僕はそれを、負けを認めるのが下手=勝てない要素といいますが、そうならないこと。何度でも教えるし、
最終的に、その負け(×)を認め、
それをできるようにしようよ。一緒にやっていくから。頑張ろう」としています。
子供が答案を隠したり、答えをうつすだけで宿題を「やった」というような場合は、かなり危険な状態です。
お子様が?
いえ、保護者や先生などが、危険な状態です。
逃げ場がなくなり、できないことを「やれやれ」言うと、大部分の子供は逃げて、嘘ついて、隠そうとします。大人のように、正しい判断ができません。できないことを責めるのではなく、「できるように一緒に頑張る」のです。
その(大人側の)姿勢が感じられたら、
大部分のお子様は、できないことを出してくれるようになります。
この、
「負けを認める=わからない事、できない事を隠さない」ことが、すがすがしくできるようになった子の成長は早い。僕はそう思っています。
(隠されても、プロなので何とかして見つけ出します。しかし、「先生これできない」「わからない」と言ってくれたら数秒ですむことを、探し出すために膨大な労力がかかり、そのために教える時間が削られます。もったいないと思います)
最後に、
村山先生、うちの子ついていけるんでしょうか?大丈夫でしょうか?と、皆さん心配なようです。
本当にダメそうなら、面談でお話しいたしますね。
でも、みな頑張っています。目が死んでいません。やる気があります。
人との比較だと、「人が5歩進む間に、うちの子は1歩しか進まない」と、悲しくなるかもしれません。
しかし、人との比較は、あまり意味がありません。
前より、一歩前に進めた。
そのことを褒め、続け、その精度を、スピードを上げていくことで、自信がつき、未来が変わっていくと思います。学志館が支えていきますね。
ぜひ、面談をお申し込みください。
簡単にあきらめず、もがいて、苦しみながらも、一緒に前に進みましょう。(小4生だけでなく、三者面談をぜひお願いいたします)
その努力は、必ずお子様の血となり、肉となります。
「簡単に手に入るものは、簡単に失う」と村山は思っています。
簡単に手に入りません。だからこそ尊く、本当の力になりえるのです。頑張りましょう。
しんどいですね。
でも、僕は、「やってもおらず、頑張ってもいない状態で、”大丈夫です”と言えません」。
同時に、
「頑張っているんだけど、そうそう簡単に結果が出ない事も、保護者様に理解していただき、一緒に頑張っていただきたいと思っています(教えるという事や、管理するという事ではなく、寄り添うことで共に戦って欲しいのです)」
↑どうでしょうか。
ここで頑張ろうと思っていただけたら、学志館の体験お待ちしております。
そうでない場合は、大手塾さんなど、他の塾がいいと思います。
どちらが良い悪いの問題ではありません。どちらが合うか合わないかです。
月も太陽も、どちらが良い悪いはありません。
どちらにも、いい面や悪い面があるのです。
厳しく指導するのも、優しく支えることも必要です、どちらかに固定する問題ではありません。
時期や、お子様の成長度合いによっても、「前まで良いとされてきたことが、今は逆にすべきではない」ということもあります。
お子様は、同じ材料で、同じ手順で作ったら、同じ味に出来上がる料理とは違います。
厳しく、そして優しく(校長の宮城)、笑顔&努力!となるよう、お子様を支えてまいりますね。