今日の算数の授業でお話しさせていただきました。
■公式を使い、ちゃんと式を書く事
途中式やひっ算などを残しておき、消さない事。
よく、せっかく書いた計算を、最後に全部消してしまう生徒さんがいますが、「消しゴムも無駄」「消す時間も無駄」だと思います。
2×2などを「暗算したらダメ」という事ではなく、
2×2×6×4.2という問題だとしたら、
=24×4.2ぐらいは書き、
ひっ算を書いておいてほしいですね。
★間違い直しの際、どこで間違ったのかが、すぐわかります。
見直しが楽になります。
★算数(数学)で、主に使う能力は、「計算力と思考力」だと思いますが、
思考力に脳を使うためにも、計算を暗記で行い疲れさせている場合ではないと思います。馬鹿正直にすべて書く必要はありませんが、最低限の式を、「間違い直しする際に、効率よく」と考えて書けるようになれば、きっと「かしこちゃん」になっているよと話しました。
長年塾で指導していますが、
計算ミスを、ほとんどおかさない子ほど、丁寧に練習を行っており、ミスが多い子ほど、「こうした方が良いよ」と言うと、全く聞き入れなかったり、問題だと感じず軽く流すような態度をとります。
「練習では、本番の試合のように。本番の試合では、練習のように」という言葉ありますが、その逆をやって、本番でミスばかりしているという事がないようにしたいですね。
何事も「真剣に」そして、「素直に」そして「意識できるかどうか」が勝負を分けると思っています。
「真剣」でなければ、天才でもない限り、真剣な者には勝てないと思います。
「素直」でなければ、教えが入っていかないと思います。
「意識」できなければ、前回も書きましたが、同じ距離を歩いていても、「意識しなければ散歩」ですし、意識出来れば富士山に登ることができます。
「散歩のついでに、富士山にのぼった者はいない」
という有名な言葉が示すように、「意識する」ってものすごく大切だと思います。
それは、先生側が「意識させ切れるか」どうかでしょう。
意識することを、「毎回のように意識している先生」に教えてもらえば、子供たちも、少しずつかもしれませんが意識できるようになると思います。
「雨が石を穿つのは、その強さではなく、何度も打ちつけるからだ」と教わったことがありますが、何度も何度も話し、本人のためを思って時間を取ることで、心が変わっていくのだと思います。何度も何度も、お話しさせていただきますね。