中1生の言葉でした。
現在、学志館の中学生でスタートしている、授業外での「講習会準備テスト」に対する一言です。
今年から、学志館は、「勉強前の結果と、その後の頑張り、そして、勉強後の結果を比べ、いかに自分のやり直しが甘かったのか、ただ勉強した気になっていたのか」をわからせるべく、結果にこだわっています。
・「こんなに勉強したんですけど」
いくら時間をかけても、10個できなかった問題が、そのままほとんどできないままであったら、いくら勉強したと言っても、それは無駄な時間となります。
それ(無駄な勉強かどうか)って、どうやってわかるんでしょうか?
僕はその答えを、「本番さながらのテストという形で、確かめてみないとわからない」と思っています。
いえ、普段から、
「本当にできるようになったか、テストの形で確かめてみよう」
「見ないで、調べないで本当に自分だけの力で解けるだろうか?」
こう考え、普段から勉強したり準備していないとダメだと思うんです。
そのテストを授業内で行うともったいないので(授業時間は解き方やテクニックを教える時間に使いたいです)、今年度から無料の自立学習時間にチェックテストを入れています(その後、チェックテストで間違った問題の類題プリントに挑戦するリタプリ弱点補強で、以前のできなかった問題ができるようになったのかを確かめます)。そして講習会も、ただ参加したというだけでなく、講習会前の結果はどうなのか、その後、夏期講習でその単元の学習を頑張り、講習会終わりに成績はどう変わったのか?(全く同じ問題ではありませんが、よく似た類題で、同レベルのテストを受けていただくことで、その成果を確かめます)
やったふりをやめようよ=結果がどう変わったのかを検証することなしに「俺頑張った」とかありえないという事です。
そのためには、事前と事後を検証するために計測しなければなりません。
ダイエットで、事前の体重と、ダイエット後の体重をはかることなく、「僕頑張った」が許されるとは、とても思えません。
だからこそです。
この子は、まだまだ、「普段から本当にできるのか?と意識して行動していない」=テストが辛い、結果が出るのがつらい、そこから逃げたいと考えていることがわかります。
ダメです。
「練習は本番のように、本番は練習のように」の言葉通り、普段からテストだと想定して勉強していればこんな言葉は出てきません。いえ、文句が出ても、「やっぱ頑張ろう」とやってくれるものです。
大人になるとわかりますが、仕事はずーーーーーーっと、本番の試験のような状態の連続です。本物の練習の成果が、本番に表れるのです=「練習は本番のように」が意識出来ていないと、結果が出にくいと考えます。
厳しすぎましたね。
でも、本当の事です。そして、それを、まだまだ「勉強の仕方」がわかっていない中1生や、入塾間もない生徒さんに指導するのが塾の仕事です。そして、それは、将来の「仕事ができる」「結果を出すことができる行動につながる」指導だと思っています。いくらやっても結果が出ない。。。。そんな大人に育てるべきではないと考えます。頑張ります。