実力テストのどこがでるか?と聞いて来る生徒さんがいますが、
塾としては、「実力対策=五ツ木模試対策」+個人別に課題を与えています。
生徒さんからすると、ピンポイントでどこか出るのか?を聞きたいようですが、
・過去問題の分析をしたとしても、今年でなければ意味がない
・出たからと言って、受験本番では全く意味がない=本当の力がつかない
もちろん、「傾向としてどのあたりが出やすい」や、「何を勉強するべき」「君は特にどの教科を頑張るべき」というアドバイスはしますが、「そんなことを言っている間に、範囲指定されている所は、そこを勉強し、範囲指定されていないんだったら、全部が範囲だから、塾のテキストや学校の問題集のやっていない問題をやったり、やり直しをしっかりやろうよ」と話します。
僕は、「正しい努力」にこだわっています。
時間がかかる場合もあれば、その子にはまって、劇的にスピードアップする場合もあります。しかし、子供さんは一人一人違うので、「絶対にこの方法が一番」という物がありません。それをつかむためにも、「どこがテスト出るんですか?」なんて言っていないで、努力を続けて、本物の力をつけるべきだと思います。
正しい努力は必ず実を結びます。
個人差があり、時間がかかる場合がありますが、必ず実を結びます。
それを保護者様や本人が、(時間的に)耐えられなくなり、投げ出してしまわれるケースがありますが、僕は、「正しい努力を人よりも長くたくさん行う事」でしか、できるようになった子供を見たことがありません。
正しい努力をしていたら、そのスピードを上げる。
その量を増やす(集中できる時間を増やす)。
それを、お隣のライバルが、同じもしくは、それ以上の効率化で行われたら、決して追いつくことはないという事です。しかし、誰がどんな努力を、どれだけしているのかなんて、誰にもわかりません。
自分がウサギならば、決して油断してさぼらない事です。
自分が亀なら、ウサギが寝ている間に努力するしか、差を縮める事はできません。
僕は自分自身も、うちにいる生徒たちも、亀だと思っています。
いえ、仮にウサギがいたとしても、そのウサギが、亀並みのコツコツとした努力をしたら最強じゃないですか。そんな、本物の天才を何人も見てきましたが、やはり、「こつこつ努力する」事から、逃げない子を育てたいと思っています。そんな子供たちは、困難が現れたときに、それを克服しようとします。一方、「こつこつ正しい努力」をしようとしない人は、困難を避けようと逃げます。逃げきれるのであれば、「無駄な苦労はしない方が良い」と僕も思いますが、大抵、後で必ず必要になる克服すべき困難なのに逃げます=それは、正しい努力が実を結ぶ実体験がないから諦めてしまうのだと思います。
僕は、ひたすら、人よりも歩みが遅くとも、努力を続け、何年後かに克服してきました。
なので、自分は必ずできる!と自己肯定感があります。そんな、自己肯定感を、子供たちにも是非身につけてほしいと思っています。
読んでいただきありがとうございました。