私立入試がいよいよ近づいてきました。
専願・併願によって、もちろん過去問題のやり込み具合が違いますが、専願生にとっては、人生をかける勝負となります。
勿論、併願の生徒さんにとっても、抑えの学校として重要な意味があります。
学志館・個別指導ファイズでも、ここ数週間、ずっと過去問題対策です。
生徒さんの判断に任せていると、手を出してはいけない問題をマスターすることに時間を大量にかけ、実は合否に大きく影響する(見た目に地味な)問題を軽視します。
申し訳ないですが、判断は、プロ(塾)がするから、
「はい!」っと言ってやってくれたら、もっと伸びるのにな。。。と残念な子が毎年数名でます。
守破離と言われるように、
まずは先人の知恵を守ることだと思います。
その上で、自分の殻や、それまでの常識の型を破ってもらいたいですね。
自分を分かった上での自己流ではなく、結果にこだわっていない自己流は単なる自己満足か、形無し。
そんな生徒さんを見かけると、僕はどうしても我慢できなくなって注意します。
「君は、結果なんてどうでもいいから好きなように勉強したいの?それとも結果を出して合格をつかみたいの?もし、合格を勝ち取りたいんだったら、自分は!なんて言ってないで、どうすれば結果が出るのかにこだわるべきじゃないかな?」
このことを、僕は、本当の意味で、長女を合格へ導いた時にわかりました。
それまでは、今までの塾での指導経験から、これ!という僕は!というこちらの指導が正しくて、結果が出ないのは、その通りにしないからだという思いが、少しはあったのだと思います。
しかし、正しいからと言って、必ず結果が出るとは限りません。(正しいからといって、その方法をみんなができるわけでもないと思うのです)
そして、悪いのは生徒ではなく、結果を出してあげることのできない指導者が悪いのです。
正しい正しくないなんて、僕の中の勝手な小さな思い込みです。
目の前の生徒の成績が上がる。
それが、正しい努力の方法だ。
そう思えるようになってから、その子が一歩でも進めるように指導法をたくさん試す方法で指導しています。
逃げていて、「あれ嫌だ」「これやりたくない」と言うのでなければ、更に更にこちらが変われば、相手も変わってくれる。頑張ってくれることに気がつきました。凝り固まった「こうしなさい」ではなく、小さな一歩を踏み出せる方法を一緒に考えていこうよ。
だからこそ、学ぶ側も、
是非とも、先生の言う「これ!」を信じてやってみて欲しいのです。僕たちは、やっぱりプロは違うなと言ってもらいたくて、技を磨いています。長年の経験から、少しでも君たちの役に立ちたいと思っています。
何度も言ってきたね。
「塾の先生って、勉強しろって口やかましく言う君たちの敵じゃないんやよ」
入試まで後少し。
一緒に頑張ろうね。