信頼関係を築き教育力向上~『ビリギャル』
大阪商業大学 ユニバーシティホール蒼天で行われた坪田信貴先生の講演会でした。
物凄くためになるお話でした。
僕は心理学を本格的に学んでいないため、知っている話30%、知らない目から鱗の話が70%でものすごくおもしろかったです。
坪田先生の大切にしている心(情熱)=マインドの部分と、科学=「誰かが指導したからや、生徒によって結果が変わることなく、誰がやっても同じような結果が出る事」の融合は、正に今、学志館が取り組んでいる、
・生徒との関りによる信頼関係の構築(学びを志す心を育てる)「楽しい!」
・各種学習システムによる成績アップ!
の坪田先生バージョンを聞かせて頂きました。特に秀逸だったのは、「子供のやる気を引き出す方法」です。
そして、坪田先生も「気持ち悪いと思われても、心の中で、その生徒の事をぎゅーーーーーっと抱きしめて、いとおしいという気持ちで指導する」とおっしゃられていました。
正にその通りですね。
「褒めないとだめ(しかっちゃだめ)」「叱らないとやらない(褒めても調子に乗るだけ)」という保護者や先生に出会いますが、僕は、そんなの全然興味がなく、
「その子の成績が上がるのか。前向きに取り組んで頑張れるのか(そのために、僕がどうかかわれるのか)」に全力で取り組みます。
そのために、厳しく注意しなければいけないのであればそうしますし、励まさなければいけないのであればそうしますし、褒めなければいけないのであれば褒めまくります。
褒めても手を抜いてやらないのなら、違う方法を考えないといけないですし、厳しくしたらやらないのであれば、違う方法を考える。
※坪田先生は、それを「PULL」って書いてある扉をいくら押してもあかないでしょう。でも教育者ほど、更に押して押して開けようとする(子供に対して押しまくる)。押してだめなら引かなきゃダメだし、それでもだめならスライドしたり・・・とおっしゃられていましたが、正に「方法なんてどうでもいいから、その子のやる気を引き出したい!」という事だと思います。
その子が、「できないことを、頑張ってできるようにしよう」そう思ってもらう指導を行う事が、全てにつながるんだなと思いました。
講演会で最も心に残った言葉は、
「みんな、赤ちゃんの時から話せる人もいないし、立ち歩く人もいない。みな、トレーニングすることでできるようになる。だから、今できないことが何なの?それをできるようにする」
そのために、坪田先生も指導されているんだな~とうれしくなりました。
学志館のモットーは「できないことを、できるようにする」です。何でもかんでも全てできなくちゃいけないという事ではなく。「できない事の中にも何か光を見つけて頑張れる」「できないままで放置するんじゃなくて何か前向きに取り組もうよ」と思っているポジティブバカです。ネガティブって好きじゃないんですよね。暗い、悲観的。。。。って、おもしろくないじゃないですか。
辛いことは自ら望まなくても、社会から、天から自然に降ってきます。
自分ぐらいはポジティブで、関わる教育者がポジティブじゃなければ、年間3万人の異常な自殺者は減らないと思います。
そして、坪田先生は「結婚式に呼んでくれるってことが、一番うれしいんです。学校の先生を呼ぶことはあっても塾の先生なんて呼ばないですよね。なのに、この人と一緒になりますって報告に来てくれる。そんな関係って素晴らしいと思うんです」ともおっしゃられていました。(学志館の奇跡の結婚式はこちら→http://manabiblog.gakushikan19.com/?p=1269)
僕もそう思います。信頼関係や、塾での人間関係ができていなければ、そんなことはあり得ない。僕は、更に、「塾生の子供を指導したい」と思っています。
自分が育った塾に、自分の子供も通わせたい!
そう思っていただけるなんて、正に「仕事をしてきた甲斐がある」というものです。
坪田先生は「200年後の女子大生の心拍数を上げるような生き方をする!」というこれまたとんでもない事をおっしゃられていました。
教え子が、坂本龍馬にまつわる地を回り、そこにいるだけでドキドキするという内容を聞いた時に、「坂本龍馬ってスゲーな!幕末から何百年も経って、今の女子高生をドキドキさせられるって」という事らしいです。
ちなみに僕もかなりの坂本龍馬ファンで、竜馬がなくなった年月を完全に暗記しています(1867年11月15日=誕生日に亡くなっています)。
僕は、自分の子供たちに「パパってすごい!」って思わせたいと思っていましたが、200年後の女子高生には全く興味がありませんでした。。。でも、それぐらい、凄い影響力があれば歴史に名を刻んでいますね。僕も、日本中・世界中で「学びを志す心を育て、君の人生を変える!」ような生き方をしたいと思っています。更に更に頑張ります。
いろいろな方のセミナーや講演会を聴きに行ったり勉強をしに行きますが、やはり教育論上の「合う合わない」があるんです。ビリギャルが僕の人生で初めて映画館で2回観た映画になりましたし、今回の公演でおっしゃられていることも、ものすごくしっくりくるんです。是非また講演会に行きたい!更に坪田教育論をもっともっと聞きたい、学びたいと思いました。
今日もたくさんの学びを得ました。ありがとうございました。