現在面談週間で、朝から授業まで面談面談です。
その際、①成績を順調に上げている②頑張っているのに、その頑張りに応じた結果が出ていないと感じる生徒③そもそも頑張っていないという、大きく3つのパターンの生徒さんに分かれます。
成績の上がっている生徒さんは、問題なしですし、
③のそもそもやっていない生徒さんは、塾で呼び出して、頑張っているうちに習慣化できて勉強の仕方を学んでいきます。勉強量が圧倒的に少ないのに「効率的に」と言うような(「練習しないで達人になりたいんですが」と言うような)ことをおっしゃられない限り、③の生徒さんは、勉強をやっただけ結果が出やすい生徒さんだとも言えます。学志館生はみな真面目で、呼び出されたら頑張って塾へ来て、塾へ来たら真面目に勉強と向き合えています。
そして実は、②の家でも努力しているし、塾でも頑張ているし、量もこなしているけど、「う~ん。。。。結果が。。。」という生徒さんが、数名おり、こうした生徒さんの所の保護様と三者面談や、生徒さん自身に授業内でお話しさせていただいているのが下記となります。
■「同じような実力のライバルを抜き、結果を出すための意識として、下記ができたら、きっとぼーっと、意識出来ずにただ勉強しているレベルのライバルに勝てるんじゃないかな。そして君自身が今、そのことを意識出来ていなかったり、意識が薄かったら、こうしたことを考えているライバルに負けると思うんだ」
僕は、同じことをやっていても、同じ時間をかけていたたとしても結果に差が出る大きな原因を意識の差だと思っています。
もちろん、そもそもの能力差があります。
能力が高いAさんと比較して低いB君が、同じ努力、時間をかけたら、Aさんが勝つに決まっています。
なので、こうした自分ではどうすることもできない、才能としての能力差や、現時点での能力差は、嘆いていても始まりませんし、気にしても仕方がないという事になります。
では、Aさんの事を「もともと能力が高いから」「彼女は天才だから」と言っているようでは、追いつくことや、能力の差を縮める事はできないと思います。
なので、能力の高すぎるライバルとの比較はやめて、現状今の自分と同じ程度、或いは少し頑張ったら倒せるライバルを想定します。偏差値で言えば3程度上のライバルでしょうか。
この程度なら、意識を変えて、ほんの少し行動できれば倒せると僕は思っています。
例えば、間違った問題に対する別の角度からの視点を持つことで、やり直しの精度が劇的に上がった生徒さんがいます。その時の指導法を、今回の面談でお話しさせていただいています。
「問題を間違った場合、先生に教えてもらったり、解答を見たりして、やり直しをするよね。それで自分ではしっかりとやった!と思っていると思うし、実際にちゃんと勉強を頑張っていると思う。でもそれって、✖になった→○にするというような流れでやり直しをするという意識だと思うんだ。」
でもね、これってある意味、みんな✖だった問題を丸にするっていう流れで勉強してるんじゃないかな。同じ努力だと、今の自分より賢いライバルは倒せないと思わない?
だって、今負けてるのに、同じ努力したって、勝てるわけがないと思うねん。
(この✖→○にする、基本的なやり直しすらできない生徒は、ずるずる成績が下がります。もっと勉強するしかないので、塾で呼び出して、みんなで頑張り、学習習慣を身に付けさせます)
ここで、賢い子の視点を、お子様に紹介しています。
(と偉そうに言っていますが、下記のことはごく当たり前のことです。しかし、大部分の人がちゃんと意識できていなくて、或いは毎回意識できていなくてライバルに負けています)
今までの✖→○にするやり直しという意識から、一歩進んでこんな考え方が常にできるようになろうよ。
それはね、
何が原因で、どこに気づいていなかったから自分は✖になったのか?
みんなのやっている勉強方が✖→〇にする意識の勉強法だとすると、
どこで間違ったかを意識する勉強法は、なぜ?→✖という事を意識することだと言えます。
✖→〇の勉強法だと、「同じ問題でないと解けない」という可能性も高くなります。
後追いの学習法なので、常に間違った→直しをするという、ある意味普通の人のやり直し方とも言えます。スポーツにしても、仕事にしても、もちろん勉強で結果を出す人も先手を打ちます。後手に回って勝てる確率は低いと思います。
なぜ?→✖の原因追求型の勉強法だと、先手を打つ意識が生まれます。
それが、勝利につながるのではないか?というのが、僕の考えです。
(仕事も一緒で、どこに問題点があるか?をCheckできないのなら、先読みは不可能です。)
どこで間違えたんだろうか?
この(先手の)意識が強くなると、寝る前に「あれ?もしかして忘れているんじゃないかな?」と思って、問題集を見直すようになったり(先手で勉強している)、テレビを見ていたとしてもCM中に漢字を3つでも覚えようとしたり(先手で勉強している)、家族で遊びに出かける時も、小さな暗記用の本を持って、遊ぶときは大いに遊び、隙間の時間や移動中の時間を使って覚えたりするような学習姿勢が見られるようになります。
中学受験の駸々堂模試4教科で、偏差値を1年と2か月で、20.6上げた生徒さんを指導した時に効果を発揮した方法です。
そして、お父さん、お母さんが、上記をお子様に意識させるのは難しいと思います。
他の子ならいざ知らず、我が子となると感情が入り、お互いに素直になれません。
こうしたことを、意識させ、勉強ができる姿勢を身に付けさせるために、学志館が存在しますし、お子様と共に頑張ってまいります。よろしくお願い申し上げます。同じようなケースや、是非「先生から話してやってください!」というご希望がございましたら、面談のお申し込みをお願いいたします。
お待ちしております。