三者面談が増えてまいりました。
その大部分が、うちの子に気合を入れてやってください!というご希望です。
しかし、三者面談だと本人もなかなか辛い立場です。
なので、お母様や、お父様にも、お子様の現状をしっかりと認識していただき、その上で、(例えばですが)偏差値40の子に60の課題と、学習量、スピードを要求すれば、「できない!」と言ってすぐに投げ出してしまいます。保護者の方の「こうして欲しい」はもちろん最終目標としてお聞きしますが、まずは、頑張れる、頑張るべき課題を決めて行きます。
そこで、塾としましては、
過去の先輩たちが成し遂げている「偏差値10アップを最終目標として設定し、5アップを成し遂げよう」という現実的な目標に落とし込んでいきます。
牧野高校の偏差値が、中3の時の五ツ木模試の偏差値で55〜56、1ランク上の寝屋川高校が偏差値60〜61である事からすると、偏差値が5アップするというのは、1ランク上の実力になる事を意味しています。
偏差値は、ちょっと2ヶ月ほど頑張ったからすぐ上がるというものではありませんし、もし簡単に変動するのであれば、「出題範囲」の得意不得意が出ている可能性が高いと言えます。何度か模試の偏差値の推移を追いかけ、安定して偏差値が5アップ、更に次の5アップとなるよう、目標設定を行い、保護者の方にも、お子様の現在の偏差値から、アップを目指すという確認を行っています。
その上で、
やはり、勉強は嫌なものとして、逃げようとする心や、行動が見える生徒さんがいます。いえ、大人もそうですが、学びを志すよりも、ぼーっとしたりゲームしたりする方が楽です。
しかし、うううーーーー!!っと吠える犬に背を向けて、走って逃げると噛まれます。
勉強も逃げると噛まれます。いえ、僕は何事も、逃げたらやられると思っています。学生時代10年間サッカー部でキーパーでしたが、キーパーは、怖がって逃げ腰になると大怪我します。シュートする足元に自ら果敢に突っ込んでいかなければなりません。
なので勉強も、
同じするのなら、いやいややって、逃げ腰でするんじゃなくて、どうせするんなら、1科目でも得意科目を作って塾の先生になる!ぐらいの意気込みで勉強できないだろうか。
やらされている勉強を頑張っていたら、もしかしたら、将来リストラされたり、どうしても今の仕事が我慢できなくなった時に、「子供達に勉強でも教えるか」と思って、塾の先生ができるかもしれません。
そもそも、1日のうち、7時間も8時間もいる学校での勉強を、いやいや過ごして、何の意味があるのか?
「できるできないは良いから、その時一生懸命やってみようよ。それがもしかしたら、将来の職業に繋がるかもしれないし、
もしかしたら、生涯続けることになる絵を描くことであったり、楽器を演奏することにつながるかも知れへんやん?どうなるかわからないからこそ、
やっても無駄じゃなくて、
その時を、一生懸命頑張ること。それだけで僕は良いと思っています。
たくさんの生徒さんと、約束をしていきます。
その時、「精一杯教えたいと思っていますし、時間の限り教えます。しかし、教えたからって賢くなりません。その何倍も、同じような問題や、ミスが減る計算練習や、書いて覚えるなどの暗記する努力ができないと、わからない問題を数問、数十問教えてもらったからって、未来は変わりません。
きっと、意識が変わって、教えてもらえるときは、(前向きに)どんどん先生に教えてもらい、教えてもらう順番が来るまで、黙々と、自分にできる努力が続けられること(教えてもらえない時間も前向きに)。
それが大切だと思いますし、「教えてくれないから勉強できへん」などと言って、できる事をしないのであれば、個別指導や、家庭教師など、どんどんお金をかけて、教える事に特化しないといけなくなります。教えても教えても、わからない問題は出てきます。
教えてもらうのはもちろん大切なので教えるよ。
でもね、それをできるようにするまで努力する姿勢を身につけてほしいな。
でないと、大人になってから、セミナーばっかり行って学んでいても行動が変わらなければ結果は変わらないし、どんなに本を読んで学んでも、それをアウトプットして見える化しないと誰も評価してくれないように、
勉強も、見える化して、自分の頭と手と耳も使ってやった分しか賢くならないと思うんです。
頑張ろうね。
学志館に来ると、みんな頑張ってるんで、きっと家でやるより更に頑張れるよ。先輩たちも、そうして塾を利用して夢を勝ち取っていきました。
一緒に頑張ろうね。