そう言った生徒がいました。
「だからこそ、塾へ行かないとなまけちゃうんで・・・」と彼は言いましたが、本当に努力のできる自立した生徒さんでした。
自分を導いてくれる存在を持つことは、すごく大切なことです。
オリンピック金メダリストの高橋選手も小出監督のもとから離れ、自分で全てをしようとした途端調子を崩しました。素晴らしい才能を持っている人ほど「自分でできる」と思っています。確かにそうです。しかし、全てを自分でやろうとし、全て完璧にこなせるのは、本当の天才でしょう。そんな人は、なかなかいない様に感じます。あのイチロー選手でさえも、自身のことを「努力の人」と言うように、努力を継続するためには、どうしても「師」の存在が大切になってきます。
私にも悩んだとき、相談に行く師と呼べる方がいます。
その方と話していると、心が落ち着きます。でも実は怖い存在です。でも、父親のように大きな存在です。そんな存在の「師」を持つ事が出来たら、きっと孤独な戦いも乗り切れる様な気がします。そして、そんな人になりたいとあこがれ、仕事を続けています。