今年は、全国109位、大阪府内10位でした。
過去最高の全国67位、大阪府内6位を超えることができず、残念ですが、来年へ向けスタートを切りたいと思います。
109位?とお思いでしょうが、
全校舎数で言うと、上位10%以内に入っています。偏差値で言えば63程度という感じでしょうか。導入5年、速読受講人数においても学志館は、国語の授業をとっている人が速読強制ではないため、志願者のみの受講です。必然的に総合戦となると人数が少ないため弱いグループに属すると思いますが、その中で全国上位10%以内に入っているというのは、なかなか頑張っていると思います。
上には上がいる速読ですが、
中学受験の模試で偏差値60を超えようと思うと、どのくらいの読むスピードが必要なのか?など学志館内でもデータが集まってきています。昨年度も同志社香里に合格した生徒さんや立命館宇治に合格した生徒さんは、しっかりとその基準を超えてくる=合格するだけのスピードで読み解けているという武器を手に入れていました。
速く読めたからどうなの?
とよく質問されますが、その質問は、速読導入の5年前、僕が協会さんに嫌というほど質問した内容です。「読解と速く読めるのは違う。意味あんの?」
そして学志館で導入しているみんなの速読は、村山を始め社員全員が実際に体験し、「単なる自己申告の読めた!ではなく、内容把握をテストされる=読み取れているかを問われる」ことがわかったので導入しています。
速く正確に読み取ることができれば、時間を味方につけることができます。
1回読んだ本や映画も、
2回目見ると、あれ?こんなこと書いてあったかな?(こんなシーンあったかな?)となるように、人は1回で100%全てを吸収できません。
速く読めるということは、
2回読める。あるいは、何度もその部分を読むことができる=答えを探すことができるということです。それも速く。
僕はスピード重視派です。
スピードが全てではないですが、速くて雑な子供を速くてミスの少ない子に育てるのは比較的簡単ですが、
遅い子のスピードを上げるのは、物凄く時間がかかります。
そして、宿題が仕上がらないのも、1回しかテキストを埋めていなくてやり直しができないのも、難しい問題に当たることができないのも、暗記に時間がかかるのも、実は全てスピードが遅いためです。
スピードがあれば、大概のことに対応できますし、初速が早いのは全てにおいて有利です。
大人になったらわかりますが、結果を出しにくい人は遅い。僕はそう思っていますし、子供たちにはスピードを意識させて指導していきたいと思っています。
社会科などの暗記が苦手ということで村山担当の社会科を受講いただき今回が2回目の定期テストとなった生徒さんが結果を出してくれました。
「○○君、頑張ったね。課題が出来上がるだけのスピードがあったから大丈夫。次は安定させてあと一歩速くを意識してみようか」
1ページ暗記するのに30分も1時間もかかっていると、テスト前勉強がなかなか進みません。直前期にそうならないように3週前ぐらいから徐々にトレーニングしていきました。
大丈夫。覚えたり、テキストを仕上げるスピードは決して遅くないから大丈夫。(遅い場合は、短く、少しの範囲を速く覚える短速というトレーニングを行います。できるようになるよ)
スピードを意識しましょう。