入試前日の昨日、小6中学受験コースの生徒たちに配布しました。
・五角の星が九つで、合格
・幸運の四葉のクローバー
・ラッキー7のナナホシテントウムシ
縁起物満載の、学志館オリジナルお守りです。
不安でいっぱいだと思います。2年間や3年間、公立中学校に進学する子供と比べたら、何十倍もの学習と、難しいことに挑戦してきました。
「何かを得るためには、何かを捨てなければいけない」
の言葉通り、小学生として、天真爛漫に遊ぶという時間は1/5や1/10に減っていると思います。しかし、保護者様の努力によって捻出した遊びや息抜きの時間を輝くものとすることができ、だらだらとただ無駄な時間を過ごすことなく、短い時間だったかもしれませんが遊びにも真剣になれたと思います。
そして、小学校時代に、ある意味何にも「燃える物がなく過ごす」のではなく、目標を持ち、学びと向き合ったこの中学受験での時間は、お子様にとって、将来、何かつらいことに直面した時、逃げずに「僕、私はやれる」という小さな自信につながると信じています。
中学生を見ていて思います。
「行ける学校で良いし。。。」=でも、本当は頑張りたいんです。しかし、小学校で平均以下だったことを知らずに80点や90点ばかり取れていたから、努力するトレーニングをおこたりました。できないと人は逃げます。本当は頑張れるのに、頑張らないのが普通になっている様子を見て残念に感じるのは、そうしたした中学生を見た時に、『この子、決して持っている物は悪くないのに』と感じるからです(でも、すぐ諦めてしまう)。中学生も救うよ。努力することの大切さと、他人との比較ではない一歩前に進む達成感が得られる経験を一緒に頑張ろうね。
高校生になると、大学進学率は約50%です。全高3生の約半分が大学受験に真剣に燃えることなく、専門学校や就職への道を歩みます。
いったい、どこで本気になって、だめだった時に泣くような悔しさや、そうならないような努力のトレーニングをするんだろうか。。。
社会に出ると、無惨にも、言い訳無用の実力勝負となります。できなくてもあがき、逃げずに一歩でも前に進もうとする改善が求められます。
僕は、(精神が病んでしまうような過度なプレッシャーは必要ないと思いますが)ある程度のプレッシャーによって人は成長する=可能性が広がると思っています。
いえ、プレッシャーではなく、越えなければいけない壁ですね。
そんな壁に、大多数の小学生が挑むことがない中学受験という壁に、皆さんは挑戦しました。結果が出てくれることを、心から願っていますし、それが一番ですが、次に良いのは「限界まで頑張ったけど負けた経験」です。少し休んで心を整えたら、その失敗が次の成功への大きな財産になります。
一番だめなのは、中途半端に、適当にやった場合だ。
受かったら受かったで、「こんなもんか」と本気の努力をする大切さを学ばずに成功体験が積みあがるし。
受からなくとも「本気出してない。。。」など言いわけして、また本気の努力から逃げる子に育ちます。
君たちは本当に、頑張ったよ。不合格になるかもしれない、やらなくてもいい戦いに、「こうなりたい。こんな学校に行きたい」という夢を掲げて努力しました。
ただ、お金がもらえたらいい。そこにいるだけでお金がもらえるから働いているという大人ではなく、意味のある仕事にしたい。もっといい物に!と努力ができる人同様に、頑張ってきました。凄い経験だし、本当にすごいよ。そんな学びを志す人になれたね。頑張った。午後入試、2日目3日目・・・の入試が終わるまで、学志館に来て、学んでくださいね。最後まで、一緒に頑張ろう。