今日、小6受験生の最後の模試の結果が返ってまいりました。
夏休みを頑張り、偏差値を16上げた生徒さんの話を書きましたが、その生徒さんが更に偏差値を上げ、トータルで20.6アップとなりました。
頑張りました。
本当に頑張りました。でも、入試本番はまだ先です。模試の偏差値が上がったからと言って、油断したら、あっという間に成績は下がります。
ビリギャルのさやかさんは、英語を偏差値40上げて慶応へ合格したようですが、中学受験は4教科(3教科型の入試も増えてきましたね)、高校受験だと5教科の総合で決定します。それだけに、総合の偏差値で10も20も上げるのは、とても大変なことになります。(その分、差し引いて評価してやってください。総合で偏差値20アップは本当に凄い頑張りだと思います)。
・・・まてよ。
2年前に入った子も20以上上げているような。。。。調べてみよう。
2年かかってもトータルで20以上偏差値を上げていれば、凄いことだと思います。調べて後日報告いたします。そして、そうした結果を出した生徒さんが、特別な天才ではなく、ある事をひたすら貫いて頑張った結果が「成績アップ」なのです。
そのある事。
それは、「正しい努力」です。
なんだそれ。もっと具体的に!と言われそうですが、勉強は「仕事で結果を出すこと」や「お金持ちになる」のと同じく、「これをやったから絶対にうまくいく」「同じ方法でうまくいく」というようなものではないと村山は考えています。それこそが、難しいところであり、塾講師として、永遠のテーマでもあります。
でも一つ言えることがあると思います。
結果を出した生徒さんに共通するのは「素直」だということです。
「こうしてみたら?きっと君には合っていると思うよ」と言うと、「はい」と気持ちのいい返事や、「やってみます。でもダメだったら、先生また、別の方法考えてくださいね」などと言いながら、真剣な顔で頑張っています。
一方結果が出にくい生徒さんは、
「え~。。。でも」や英語の解決案を示すと「数学はどうしましょう?」と言って結局勉強していないなど、人の話を聞いていません。結局心が変わらないとなかなか結果が出にくいと言えます(生徒面談を頑張ります。そうした心を変えるのも塾の仕事です。・・・が、最初から素直に頑張ってくれた方が、ずっと早く結果が出ます)。
時間はかかるかもしれませんが、正しい努力は必ず実を結ぶと信じています。偏差値20.6上げた生徒さんも、「本気でやる!」と決めたのが3月で、結果が出たのが10月末です。約7か月かかっています。村山の読みでは、8月末の模試で結果が出る予想でしたが、プロの予想はもろくも崩れ、それでも励まし、頑張り、正しい努力を継続した結果10月11月と2段階式に偏差値がアップするという状態でした。
そんなに簡単に、ちょっとやったからすぐ結果が出るなんて思っていたら、努力している人に失礼だ。
結果を出した人は、とんでもない量の勉強をこなしたり、何かを犠牲にしている。
映画ビリギャルのさやかちゃんも同じだったように、「簡単に手に入るものは、簡単に失う」と思います。そして勉強で結果を出した彼ら彼女らは、「次もきっと挑戦する」と思います。自分は頑張ったらできると思い、「正しい努力」をやり始めると思います。それこそが、最大の「宝」だと思います。自分の力で手に入れた成功体験に勝るものはありません。
青い鳥を求め、「誰かが未来を変えてくれる」「今と同じ努力で●●になりたい」「楽して手に入れたい」という人に、女神がほほ笑むのは、単なるラッキーでしょう。1回はあったとしても、そう長くは続かないうちに、ダメになると考えます。僕たち塾講師が生徒のためにしてあげられることは、「正しい努力の仕方」を教え、そうすれば「未来が変わるんだよ」と教えてあげる事だと信じています。そのためには、。血のにじむような努力が必要なんです。入試まであと少し!みんな頑張ろう!!