校長先生が外国の方です40数年前に来日し、大学教授から立命館宇治の校長となられたチャールズ・フォックス先生。
とても興味深い話を聞かせて頂きました。
日本の教育制度(教員の熱意や、指導時間など)特に小・中・高での学習がアメリカに比べて勝っている点。
一方で、大学生となった日本人が、講義の際、後ろの方に座り、自分の意見を言うことなく、「え?」「やるんですか?」という行動をとる姿に日本の教育を変えるべく、校長となって職務に邁進されている話を聞かせて頂きました。
外国人の視点から見た日本。日本の学生。日本の入試制度。
先生は「文句を言いたい(大学では、アメリカの学生の方がずっと頑張っており、日本の学生がもっともっと世界に通用する能力を身につけるためにも一言いいたいという意味)」とおっしゃられていましたが、その何倍もの日本の良さを理解され、表現されていた姿が印象的でした。日本が好きだから、日本の教育をもっと良いものにしたいから、そんな思いの感じられる、説明会というよりは「先生の決意表明」のような熱いご説明でした。
そんなフォックス校長先生のおっしゃられた、
「Change(する意識や意欲)が大切である」こと。
アクティブラーニングについてのお話を聞かせて頂いた時は、外国人の先生から見た、まがい物で始まったばかりで、言葉だけが先行している日本のアクティブラーニングを根本から変えていきたい。完成させたいとの熱意を感じました。
教育は、同じ材料で手順を間違えなければ同じものが出来上がる「物の生産」とは違います。
関わった指導者、仲間、先輩などによって大きく変わります。
お子さん一人一人の性格や指導する時期によって大きく結果が変わります。
塾へ来る生徒たちに真っ先に話すのですが、「塾で頑張るのももちろん大切だけど、1日に7時間も8時間もいる学校の勉強をおろそかにして、何とかなる物ではないよ」と、学力不振の生徒さんにお話しします。
放置されて、そのまま授業が進んでしまったのをぼーっとしているのか(先生が何も言わないのか)、
熱意にあふれた指導者やシステムのもと、勉強に真正面から取り組んだのかで、その子の人生は大きく変わると思うのです。私立も選ばれるように、最大限の努力をしています。独自色を出し頑張っています。塾も、同じです。塾生・保護者様から選んでいただけるよう、指導へ邁進してまいります。