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前橋育英 初出場初Vに導いた指導法 荒井監督哲学は「凡事徹底」

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「誰にでもできることを、誰もできないくらいやろう、という言葉が一番頭に残っている」

と選手・息子さんに言わせるぐらい、真面目にコツコツ、やるべきことを続けてきた結果なんでしょうね。

続けることは、大変なことです。

単調で面白くなく、すぐに「できるし、もういいか」となります。

それでも、「もう一度」「明日も」と考え、確認することは、とても大切な事で、勉強においても同じことが言えます。

「うちの子式を書かないんです」とよく聞きます。

見てみると、確かに式を全く書きません。

3割削減だった「ゆとり教育」においては、「今日は引き算(大きな数から、小さな数を引けばいいんだろ)」「今日は割り算」など、考える事をしなくても解けてしまう問題や、1つの式で解けてしまう問題ばかりだったため、子供たちは考える必要がほとんどありませんでした。そんな子供たちを見るたび、「君たちが悪いんじゃないよな。こんな風に指導した、大人がわるい」と思い、何度も「式を書く事」「式を書く意味」「式を書くとどんなに良いことがあるのか」を何度も何度も話し、やっと書いてくれるようになります。

 

そして少し目を離すと、又書かなくなります。

また書くように指導し、書く事が習慣化できるまで続けます。勉強においても、当たり前のことを、続ける事。そして悪いのは子供ではなく、指導者である自分なんだと思う事。他責にしてはいけない。自責で考えよう。できるようになる。きっとできるようになる。

 

数学の先生が言っていました。

「頭を疲れさせない事。本当に考えなくてはいけない事に頭を使うためには、計算を暗算でやって、疲れさせている場合じゃないんだよ。式や計算は書き、頭を疲れさせない事」

 

「間違いの多い生徒は、間違いなく式を書かない。

書かなくてあっているんなら、それが一番いいんです。でも、間違えが多いのに式を書かない。そんな子に理由を聞くと返ってくる答えは「面倒くさい」「なんか、書きたくない・・・」などです」とも言っていました。

 

教えなければ、楽をしようとします。

誰かが支え、指導しなければ、正しい努力をコツコツ続けようとしなくなります。

その役割は、家庭では「親」でしょうし、学校では「先生」です。そして学志館においては、「講師」だと言えます。学志館では、「5かんどう」の一つとして「貫道」=道を貫く=つらく厳しい、何度も書く、繰り返し学習する努力の道を貫かせると話しています。頑張ろう。できるようになるよ。

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