勉強の仕方 村山の個人的ブログ

効率化と集中力

投稿日:

夏期講習中、何度か(先生のいる)自立学習教室の様子を録画しています。

 

あれ?この子集中力が落ちているな。。。どの程度ぼーっとするか計測開始。

 

いつも長くても5分が限界で耐えられなくなり、「こら!〇〇君!集中しろ」と言ったり、教室から出すなど、他の生徒の迷惑となる行為などと同様、見かけた時は注意をしています。

 

そんな中、きっと保護者の方は「長時間学習は集中力がもたず意味がない。短い時間で集中して学習させたい」とお考えなんだろうなぁと思いながら、(チャイムが鳴るまでの学志館の1授業単位)40分で先生のいる自立学習教室での学習の取り組みを観察してみると、

 

 

申し訳ないですが、

成績上位の生徒さんほど「集中して長時間勉強に取り組める」事がわかります。さっとやって帰るとか。サボって全然やっていないというような成績上位者はおらず、どんどん机にのめりこんで、正に机と一体化しているような感じです。横を人が通っても振り向きもしませんし、顔は机に向いて、鉛筆がカリカリと動き続けています。

 

 

一方、お母さま方から「うちの子勉強の仕方が分かっていないようなので、効率よく」と言われている生徒さんは、人が動くとそっちを見る。顔はふらふらどこかを見ている。鉛筆がなかなか動いていない=勉強していない状態です。

 

「こら!」

教室にいる生徒さんたちは、「神の声が聞こえた」と言ってくれますが、村山の声です。監視用のカメラで通話できるようになっています。

 

この声にも、逆の反応が見られます。

勉強を頑張っている生徒さんが村山からの「こら!」に素早く反応し、自分が注意を受けたわけではないのに自分の事のように受け止め、更に勉強に集中していきます。引き締まって前にもましてスピードアップするような感じです。

 

一方、集中力がない子は、「どこだどこだ?どこから声がした?」と探し始めるなど、やはり勉強に対する集中力が散漫です。

 

ご心配には及びません。

村山が本校の校長にもどったのが4月頃ですが、今では週に数えるほどしか注意されるような生徒さんはいません(注意される生徒さんも約3か月かけて、注意されない学習姿勢を身につけさせるべく、村山の方で生徒面談をしていきます。塾は勉強するところです。図書館のように静かで集中しているのが美しい姿です。そして僕は「勉強させるためのプロ」です。塾をやめてもらうというような厳しい態度で勉強の姿勢を正していきます。もちろん個人個人の目標設定をしていきます)。

 

 

 

「どうすれば勉強に対する集中力がついて、効率よく勉強ができるのでしょうか?」という保護者様からの声が聞こえてきそうですが、

 

厳しい先生監視の元、長時間学習と向き合う中でしか「勉強体力」はつかないのではないか?と僕は思っています。

 

学生時代の卒業旅行でホノルルマラソンを走りに行きましたが、練習で30キロしか走ったことがない僕は半分の21キロ地点で走れなくなり、その後歩いて完走(完歩?)したように、ゴールの42.195キロ以上の練習を積むことでしか、フルマラソンを笑顔で乗り切ることはできないと思います。(大学生で、自主的に挑戦するマラソンなので厳しいコーチがおらず易きに流されました)

 

クラブをまじめにやらない人も、仕事に対してまじめに取り組まない人も一緒のような気がします。

 

①厳しい人からの注意、叱咤激励がやはり必要。

昭和ですね。軍隊的な感じがして嫌ですが、その役割を、少しばかりピリッと村山がさせています。教育においては厳しさも必要だと村山は思っています。一方で結果を出している人には大人として扱い対応します。自由を許可し、自らの方法を認めます(その上で結果の推移を見極め、甘さから結果が出なくなったら、村山との約束をしてまいります)。

 

 

②できた物(学習量)で評価する=時間で評価するのをやめる。

現在学志館が取り組んでいます。「やった事は目に見える」と村山は思っています。なので効率化を唱えるのであれば、「時間に対してどんなものが仕上がったのか」が問われなければならないと考えます。

 

「遅い」「できた物が目に見えない」=やっていないという事です。或いは頑張っているけど非効率=結果が出にくいという事です。

 

早く、できた物を見せられる状態にするには、勉強を本当にするしかありません。それを突き詰めた上に「スピード=効率化」が成し遂げられるのではないかと村山は考えています。

 

 

※その上で他人との比較や「満点第一主義(最終的には満点を目指しますが、満点をとれるような8割がたの学習ができていない人が満点を目指すと難しい問題にばかり時間がとられて非効率であったり、入試の合格ラインが65%なのに満点目指して時間を浪費する等の弊害が出ます)」ではなく、「昨日の自分を越える努力」を重要視します。今まで30分で1ページしかできなかった子が、30分で8ページ出来る子と比較されたらやる気がなくなります。期間や目標を決めて、1ページだったものを2ページ、3ページへとつなげていきます。最終的には、ライバルを想定し、そのライバルを倒すような挑戦者になってもらいたいですね。そうなるよう、指導してまいります。

 

 

③習慣化できるまでやりこむ=自分任せではなかなかできない。塾という決められた場所、時間があるから「勉強」をする。勉強をする中で学習体力がつく。学習体力がつけば「勉強量自体が増える」。②のできた物で評価する正しい勉強量が増えれば、結果が出ると村山は考えています。

 

僕はよく保護者の方に言います。

お父さん、お母さんがおっしゃられる「なんでこれができない」「こうした方が良いに決まっているやん」「そんな効率の悪い勉強の仕方で。。。」という勉強の方法は、(保護者の方)自身では気づいていないと思いますが高校生から大人になってからの確立された勉強の仕方(最終形)です。大人からすると、「既に通ってきた道で失敗済みだから(あんたは)すんな」という事だと思いますが、

 

その最終形にないお子様が、今、あーでもない、こーでもないで頭を打ちながら自分なりの勉強の仕方の最終形となるための努力をしています。

 

そんなに簡単に「最も効率の良い勉強の仕方ですぐ学習がマスターできない」のは、大人がどんなに「これでお金持ちになれる」「出世できる」「資格試験に合格できる」という本や、セミナーで指導を受けても、早々すぐできるようになる訳ではないのと同じです。

 

サッカーがうまくなるように、

楽器の演奏がうまくなるように、

仕事ができるようになるように、

 

自分で何度もやってみて、やってみた先に「無駄が省かれる」と僕は思ってます。そして上手くできるという事の大部分がスピードがあるという事です。村山家の家訓「遅い仕事は誰でもできる」同様、遅いという事はできていないという事だと僕は思っています。そして習慣化は「意識せずとも早く正確にできる」という事でしょうし、それこそが「負担なく結果を出す、最も効率的な方法」なのではないかと村山は思っています。

 

ぼーっと無駄に時間を使って人生を生きるのではなく、ほんの少しの気持ちの入れようで結果が変わります。「5分で覚えよう」「今日はこの3つはできるようにしよう」「もう1回頑張ってみよう」・・・・・きっと勉強ができる子は、ほんの少し前向きに「正しい努力を人よりも長くたくさん」やっているのだと思います。(なので塾へ来て下さい。共に頑張ることで、逃げ出したくなるような勉強と向き合い、友達たちと休憩時間を笑顔で過ごすことで、(本当はものすごい負担なのですが)負担なく頑張れます)。

 

そうなるよう、嫌われても「勉強をさせる」のが僕の役目ですが、「笑わせたり」「相談に乗ったり」しながら生徒さんとの信頼関係を構築し、本気でしかることのできる先生でいようと思っています。よろしくお願いいたします。

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