最近の面談で、三者面談の際は、ほとんどの生徒さんに聞いている言葉があります。
「学校の授業しっかり受けてる?」
大抵「はい」と答えてくれますが、
本当に学ぶっていうのは、
「その授業が終わった後、この45分50分の授業で何を学んだか言えるってこと。何を学んだ?」
こういうと大抵の生徒さんが、漠然とただ授業を受けていることに気づきます。
仕事も一緒です。
必死に一生懸命仕事して、サボってなんかいません。
でも、1日の終わりに、「どれだけの感動を与えるような仕事ができたかな」と振り返ると、意外と雑務に追われ、(本当の)仕事をしていません。
僕はそれを作業と呼びますが、
勉強も一緒で作業していて賢くはなりません。いえ、少しは賢くなりますが、ものすごく薄いです。
「意志ある所に道は開ける」
っていう言葉があるんだけど、1日の始まりでもいいし、授業の最初でもいい、
小さな「3つ覚えてみよう!」という思いでもいいし、
今日はこれができるようになりたい。
と思うことかもしれないけど、
学びを志すって、そうした意識で、今を真剣に生きるってこと。
僕は、このことを何度も生徒に話していきます。
成績が思わしくない生徒さんに、この話をして、美咲校での授業を勧めました。「クラス授業は受けさせられない」「美咲で修行して」と告げた理由は、その生徒さんがこれ以上いくらクラス授業を受けても成績が上がるとは思えないし、
なのに何の手も打たずに放置するのは教育ではないと判断したからです。
「ご家族でご検討ください。美咲校でこれから頑張ることになるクラコベという、指導形態の変わる授業に参加するのが嫌だということであれば、退塾の上、授業料の返金となります」
厳しい話ですが、お父さん、お母さんがお金を払ってくれて塾へ来ています。僕は、できなくてもいいし、努力さえしてくれたら、絶対に結果が出るから一緒に頑張っていこう!と言いますし、思っています。一緒にやっていきます。
しかし、授業に出ていたらいいんだろ?という態度が続き、それを改善できないのであれば、塾には来るべきではないと考えています。
「君が一歩、変わる努力をするという一歩を踏み出してみようか。先生も協力するし、美咲で精一杯指導するよ。待ってる」と伝えましたが、
果たして伝わったでしょうか。
逃げないでほしいな。逃げないでほしい。そして彼にも言ったけど、僕は、学びを志す人を目指してほしい。(今は勉強が)できなくてもいいから、その気持ちだけ持って塾へ来てくれれば、
きっと成績も徐々に上がっていくよ。
学志館で頑張ってほしいな。
(自己満足の)頑張ってる!じゃなくて、学びを結果に変えてほしい。
それは大人になった時、「努力してる!」だけじゃなくて結果出すことを求められるからです。もちろん結果だけではなく、その過程も評価しなければなりません、
だからこそです、結果につながる道筋でなければなりません。本人の「頑張っている」だけで結果が出ない道を正すための決断を僕はしました。
成績を上げるということは、今の快適な自分の環境を超えた限界突破に挑戦することを意味しています。「まあいっか。。」ではなく、「こうする!」「こうしたい」を決めることです。流されて過ぎ去る時間を過ごすのではなく、意志を持って物事にあたるということです。
僕は、退塾者が出ても、学びを志す人を育てていますし、これからも育てていきます。
学びを志している人は輝いている。
過去の生徒たちでまさに本物の学志館生という生徒たちは結果うんぬんではなく本当に輝いていました。
彼も、逃げじゃなくて向かっていって輝いてほしい。
そう思っています。
そしてこれからも、今を精一杯頑張る学びを志す生徒を育てて参ります。