2時間でトレーニングしテストをするので、実際の量はこんなものではありません。しかし入りきらないので、わかりやすくするために割合だけ同じにして写真を撮ってみました。
右が最近入塾した生徒(3ヶ月以内)
左が1年以上学志館で学習した生徒さんです。
全て中学受験の理科の授業で行われたものですが、
見事に、トレーニングを積んできた生徒は、間違いなし〜2問以内のバツで合格が多数で、
最近入った生徒さんは、「2問以内のバツで合格だから」とわかっているのですが、ほとんどが4問〜10問以上の間違いでは不合格になっています。
解答もあり、わからなところは教えてもらった既に学習した内容です。覚えるだけです。
しかしその覚えることができない=学力が低いということが、はっきりと過去のデータとしても出ており、
「既にやったことがあり、解答のある問題ですらちゃんとできなくてどうする!頑張れ!」と言われマイナス2問特訓を頑張らせます。
先輩内部生は更に力をつけ、
新しく入った生徒さんも後3ヶ月から遅くとも6ヶ月もあれば、いっぱしの学志館生になります。
暗記などつまらない学習。
僕はそう言っています。
一方で、暗記が全てではないが、暗記すらできないようでは終わっているとも厳しく言います。
2020年の大学入試改革に謳われているような、「思考力、判断力、表現力」を要する問題であったとしても、思考するための基礎知識が必要です。
判断するためには、判例や、様々な意見、知識が必要です。
表現する言葉は、覚えた語彙を使う以外にありません。
暗記による知識一辺倒の入試ではなくなるといっても、知識がなくなる訳ではありません。
覚えた知識を駆使して、思考し、判断し、表現する入試に変わるのだと、僕は今の段階では思っています(というのも、そんな思考力や判断力を主に要する入試に、まだまだ中学入試も高校入試も、関西はほとんどなっていないからです)
学志館にはいくつかの名物特訓がありますが、このマイナス2問特訓も、すらりと合格する力がつけば、更なる上のトレーニングに入ります。暗記なんてつまらない学習です。
しかし、できていないのに放置することはできません。
そして学習には正しい順番があります。基礎的な知識なくして応用もなければ、難しい問題に挑戦することなどできません。
仮に力がないのに、お父様、お母様からの「うちの子に教えてやってくだい」のお願いを聞き入れ、お教えしたとしても、
家に帰ったら、もう忘れている、自分では解けないなど、
段階を無視した指導は力が付きにくいです。
指導する先生にとっても、指導される生徒にとっても大いなる時間の無駄です。ピラミッドを建設するように、土台の上に学力は積み上がっていきます。
土台が狭いと小さなピラミッドしか積み上がりません。
土台の石が小さいと小さなピラミッドにしかなりません。
「簡単に手に入るものは、簡単に失う」
僕はそう思っていますし、うちの生徒には、しっかりとした力をつけてあげたい。
頑張ろうね。そして授業で行われる難問に挑戦しようね。暗記なんかすらりとできるように特訓してあげるからね。