過去問題をする意味。。。

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本日、入塾間もない中3生が「公立高校入試過去問題最新版」を学習していたようです。。。

すみません。こちらからはっきりと「公立の過去問題をするのは、もう少し先。今は五ツ木模試を!」と話しておくべきでした。

 

しかし、ここでも考えていただきたいのです。

塾からは、できるだけ「実力テスト」「五ツ木模試」のために、「●●をするように」「できあがったら、どんどん次の課題を渡すからね」とお話ししております。でも、公立入試の過去問題が気になってやっちゃった。。。という状態だと思います。

 

■過去問題は傾向をつかむために、早ければ早い方が良い!

よく本に書いてありますし、テレビなどでもよく聞きますが、村山は、過去問題を行うことは次の2つの意味があると考えています。

①問題の傾向をつかむため

こちらはみなさんと同様の意見です。なので、傾向をつかむためには「早いほどいい」事になりますが、まだ数学や英語も中学校で学習していない内容があります。塾でも、中3の内容のほぼ全てを学習し終わるのは12月ぐらいです。

今8割程度しか学習していない状態で、過去問題をする意味があるでしょうか?今はないと考えます。

また、五ツ木模試は、大阪府の公立入試に似せて作られています。なので塾としては、次の五ツ木模試で点数が取れるように頑張る方が良いと考えています。偏差値が上がると、様々な良い効果が現れます。目に見える目の前の課題に全力で取り組みましょう。

 

②今の実力を確かめるための指標とする

実は僕は、過去問題を②の実力を確かめるための指標とするために残しておいてほしいと考えています。もう少しわかりやすく言うと、12月以降、その高校に合格するのかどうかはかる指標(模試)がなくなります。五ツ木模試は、年明けからは1回しか行われませんし、結果が返って来るのに2週間かかっていると次の手がうてません。

一方過去問題は、過去そのまま出た問題です。

1月の時点で何点ぐらい取れていたら良い。

2月の時点で・・・2週間前で・・・など、塾として過去問題をさせる意味は、その時点でのお子さんの力をそこで判断し、「何が足りなくて、どうしなければいけないのか」を指導する指標とするためです。

 

最新年度2年分は置いておいてください。

中学校などでやってしまっていたら、更にそこから新しい2年分を残してもらえれば大丈夫です。そして傾向をつかむのであれば古い3年分程度やれば十分つかめます。塾は15年以上の過去問題を保管しております(社会科などデータが古い物は使用いたしません)。そして時期が来たらトレーニングに入ります。

 

塾は、合格へ向けて全力で効率化を考えます。

点数が取れているのであれば、違う科目での安定を求め指導したり、作戦を変更します。なので、生徒さんには「過去問題を自分でやってしまっていたり、学校でやってたら、正直に言って下さい。怒らないから大丈夫。隠されて良い点数が取れていたら、最後の追込みがなされない、もしくは本当はその科目の特訓をしなければいけなかったのに、他の学習に時間を取れるという事が起き、不合格になるかもしれません。絶対にウソをつかずに言ってください」と話します。過去問題は本当に「宝」です。それだけに、使い方を間違ったり、もったいない使い方をしないでください。

 

そして、塾が言っている事には意味があるのです。是非その言葉を信じて、迷うことなく頑張って欲しいと思います。

 

逆に、「いつ過去問題をすべきか?」なんていう分析や判断こそ、自分でやらずに塾に任せるべきだと考えます。自らは、合格へ向けて「効率良く頑張る」のが一番です。是非塾へ相談して下さい。待っています。

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