記事の中では、やりたいくないなと思っている相手をその気にさせる、3つの誘導方が載っていますが、
塾でも子供達に行っています。
・本人のやりたくない気持ちに共感する(頭ごなしに言われると腹が立ちますね)
・なぜ、それが大切なのかを説明する(納得していないと人は動きません)
・圧力を最小限にして、リクエストをするか、選択肢を提供する(本人に選ばせる)
まずは、書かれている上記は基本ですね。頭ごなしに「やるもんだ」だと反発しか生まれないでしょうし、なぜそれが必要なのかを理解させ、納得させることも必要です。そして、動きたくない気持ちを一歩前に進めるためには、全てしたがう(A案)ことは無理だけど、B案やC案だったらできるかもと選ばせて進めていく。
たとえ良い事でも、やらされると幸せになれない」の記事はこちら
でも僕は、それでも動かない子に、更に次の2点を加えて五感動にしています。
・未来を予測する=やっていないとこんな事になるから心配なんだと話す。
そして、その時が来るまで、痛い目に合わないと動き出さないのが、僕を含めたほとんどの人の行動です。ただ、その予測が当たってくると、「村山先生。。。どうしたらいい?」と相談に来てくれるようになります。「今からじゃあ間に合わないかな」「僕(私)なんて、やっても無理なんじゃないかな」と子供達は不安を口にしますが、「大丈夫」と、そこからできる努力を話し、一緒に頑張って行きます。
そしてもう一つが、
・場所と時間を固定して、習慣化してしまう
です。学校に行きたくないとします。無理強いして行かせないほうが良い場合もあるので、ちゃんと専門家に相談の上決定してくださいね。でも僕は、やらない、行かない、何もしない状態が普通になると、その方が楽なので、そこから抜け出すことはできなくなると考えています(僕はかなり仕事が好きですが、その僕でも、働かなくていいのだったら、働いているかな。。。。)。本当に精神的に病んでいる時は休むべきですが、甘えからの「実はできる」状態であれば、
「何もしなくてもいいから、座っているだけでもいいから、その場にいる事」
からスタートさせます。来ていると、なんやかんやで子供達は学んでいますし、学志館(塾)だと、、友達がいたり、先生がいたりして、歴史ものの漫画を読んだりしながら、少しずつ学習がスタートできます。もちろん、頑張る他の子たちに刺激されたり、ガンガン頑張る子もいて少し引いてしまうかもしれませんが、「部屋にこもって、自分の狭い世界観で生きていく」よりは、社会に飛び出して、一緒にいると未来が変わると思っています。(一人でできる事、一人で頑張るのには限界があると思います)
「家でやる」は、家で学習して、ちゃんと結果を出している人だけが言えるセリフです。
だーめ。歯磨きも、最初は嫌だけど、習慣化されると、していないと気持ち悪く(虫歯に)なるでしょ?
それと一緒。
やらなければいけない事や、正しい事をするのに、やる気が出るまでやらないじゃあ、いつまでたってもスタートが切れないよ。まずは、あえて、場所と時間を固定化して、学志館で頑張ってみようか。正しい学習姿勢が習慣化されたら、家で「自分でやる」のもいいんじゃないかな。
どうでしょうか。お子様のやる気スイッチなんて、どこにもありません(と僕は思っています)。
「やる気はどうやったら出るんですか?」
の答えは、「やり始めていたら、やる気は起きてくるんです。やる気が出てからやる!っていう言葉は、今日から使わないようにしようか。一緒に頑張ろう」です。
お父さん、お母さんは、子供と一緒に学んでください。料理をしたり、仕事の事、本を読むだけでも構いません。一緒に学んでください。
学ぶ事で、君の未来が変わるんだ。そして行動を変え、良い習慣を身につけようと、一緒に学ぶ時間を過ごしてあげてください。よろしくお願いいたします。