僕は勉強の極意を、異なる二つの能力を磨こうとするかどうかだと思っています。
偏差値の高い生徒さんを始め、結果を出している人は、気づいていませんが、それが自然にできています。
(中高大と体育会系サッカー部でしたが)
サッカーでいうなら、地味な走り込みや普段の練習がインプットであるなら、
試合をすることがアウトプットにあたります。
インプット(普段の地道な努力)なしに、アウトプット(試合)だけ好きでも結果は出ません。
逆にインプット(練習)ばっかりで、実際の試合(アウトプット)がなければ、やはり本番で活躍できません。
勉強ができている子って、
黙々と自分と戦うインプット(覚え込みや、演習量をこなすこと)ができながらも、実際の試合(入試)に向けた過去問題演習や応用問題への挑戦も欠かしません。
勿論、充分なインプットができていれば、入試問題などの難しい問題への挑戦が欠かせません。実力上位者は、どんどん、チャレンジすべきです。
しかし、本当でしょうか。
アウトプットができない理由No. 1は、「充分なインプットができていないから」です。
「練習は試合のように、本番の試合は練習のように」というのが、スポーツをした人ならコーチから言われる正に格言です。
そして、僕を含め大多数の人は、地味で、しんどくて、辛いインプットを嫌がります(練習をサボります)。
しかし、この冬期講習での塾生の姿を見ていると、インプット=苦痛を伴う覚えこみや、スピードとミスを減らすために演習問題に黙々と取り組むことが出来るようになってきました。どの学年も、多くの生徒さんが、頑張れるようになってきたと感じます。
直接授業担当はしていない学年やクラスの生徒さんも、自習室や、教室での授業の様子を見に行くと真剣な表情で勉強と向き合っている姿が印象的です。本当によく頑張っていると思います。
年内もあと2日です(29日が、2016年最後の授業となります)。
明日も、講習会頑張ります。