勉強の仕方 教育 村山の個人的ブログ

今日から通常授業がスタート致しました。枚方市樟葉の進学塾学志館・個別指導ファイズ

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今日から、新学期の通常授業がスタートしました。

 

週の会議では、

「やり直し」について、熱いバトルが繰り広げられました。

 

「チェックテストで、低い点数の生徒さんの質問に先生の手がとられて、大変なようです」

 

講師も必死、校長の野川も必死、なんとか生徒さんの学力を上げようとみんな必死です。教えようとしてくれます。

 

しかし同時に、村山は、納得がいかないことを徹底して改善しなければ気が済みません。

 

「それって、チェックテストで40点などの生徒が、先生を質問ぜめして先生の手が回らないってこと?」

聞いてみるとどうやら、そのようです。

 

先生が頑張って教えてあげたいという気持ちはわかるけど、その子のことを本当に考えたら、違うと僕は思います。

 

チェックテストにギリギリ不合格ではなく、明らかに低い点数を取る子がいたとしたら、テストのやり直しの前に、先週の宿題範囲の指導の方が先でしょう。

 

その点数だと、宿題をやっていない可能性が高いか、もしやっていてその点数なのだとしたら、それこそ、本当にどんな宿題の仕方をしたのか調べてあげたり、問題を解かせてできるようにしてあげるべきだと僕は思います。

 

だって、テストのやり直しをするのは凄く大切なことだけど、もし、宿題を全くやっていなくてチェックテストで30点とった子のわからない問題がたくさんあって、テストで85点とった子のわからない問題が15点分あっても同じように公平に教えなければいけないし、(宿題をやらずに)30点しか取れなかった子の70点分の解説に手がとられて他の子をほったらかしにしたのだとしたら、塾としては終わっています。

 

宿題を全くやってこなかった子には、時間があるんならもう一度教えてあげたらいいと思うよ。でも時間もなくて、平等に生徒を教えられなくて、おまけにその子を、本当の意味で勉強ができる子にしたいと思うんなら、はっきりと、

 

「この点数では宿題をやったとはみなせません。やったんだとしたら勉強の仕方が悪いので、このままだといくら授業に出ようが、宿題を埋めようができるようになりません。先生がチェックしてあげるので、今、目の前で宿題を解きなさい」

 

とちゃんと言ってあげるべきです。そうでないと宿題をちゃんとやってきた子がかわいそうですし、今後もちゃんと宿題をやってこようとは思わないでしょう。

 

平等という名の不平等が大嫌いです。

 

同じ問題を違うレベルの子に同じようにさせるのは、本当の平等ではありません。その子のレベルにあったやり直しや課題が与えられるべきです。

 

 

宿題をやってきていないのなら宿題をさせる。

 

それを判別するためのテストだと僕は思うのです。どんなに宿題やりました!と言われても、どんな勉強の仕方をしたのか、本当に身についているのかは、宿題を見ただけでは、なかなかわかりません。

 

テスト形式で調べてみて、はっきりと簡単に誰にでもわかると思います。

 

そこで頑張っていないことが判明したら、それを「どうしたら、その子が本当にできるようになるのか」を考えて行動すべきで、

 

「やり直しさせることになっているからやり直しさせました」では、伸びないと思うのです。(いえ先生は必死に教えてあげなくては!と思って頑張っているんですが、それと、「生徒が本当に伸びるのか」「他の子を含めて、皆公平なのか、誰か犠牲者はいないのか」をちゃんと考えて指導できなければ教育者ではないと僕は思っています。

 

「やり直しのレベルにないから、このテストのやり直しはテスト直前まで置いておいて、先週の宿題を今やりなさい。そしてちゃんと宿題をやりこなしてから、このテストのやり直しをしなさい」かもしれませんし、

 

テスト結果の分析から、「この問題までやり直ししてください」かもしれませんし、

 

本当に何が何でも教えないといけなくて、時間が足りないんだとしたら、授業後の居残りで教えるか、別日の無料の質問会で教えるかしなくてはいけません。

 

塾の先生はみんな教えるのが大好きです。しかし、いくら教えても成績の伸びにくい子がいます。先生の解説を聞くだけでわかった気になっているだけや、はたから見ていると先生が解いているだけで生徒はただ聞いていてうんうん頷いているだけ。。

 

それじゃあ、生徒の点数は伸びないし、生徒の成長じゃないよね。

 

そんな話を真剣に聞いてくれ、講師も切磋琢磨しながら、成長していきます。今日の会議でいうと、「教えすぎてダメ」ということではないのですが、上記のような問題や不平等が起きないように気をつけようねという会議と研修でした。

 

教えない塾・予備校が流行っていますが、僕も同感です。それは決して全く教えないということではなくて、

 

質問するんなら、それ相応の準備と努力の跡を見せようよ=でないと社会に出て「全部わからないんですけど」や「教えてもらってないんで」なんて言っていたら笑われて終わりです。

 

生徒の全てを先生がやってあげるんじゃなく、

皆に公平に指導できなくなるほど誰かに手をとられているんだとしたら、それは、その先生の努力じゃなくて、生徒自身に頑張ってもらえるよう、こちらが働きかけなければ、生徒はずっと気づけない=成長できないということなんだと思うんです。

・宿題はちゃんとやって理解しているのか。

・塾のノートや解説を見ても、どこがわからないのか。そもそも「ノートありません」とかなっていないか。

 

・先生に質問できる順番が来るまで「自分でできる努力・学習」を進めておくこと。

 

・授業はもちろん、授業外の質問会や、居残りでも頑張って質問すること。

 

そんな勉強の仕方や正しい行動が塾では当たり前に要求されますし、できていないのであれば指導することで「できる生徒さん」になっていきます。

 

学志館の生徒さんの多くが偏差値を上げ、志望校に合格していくのは、こうした意識です。

 

新しい生徒さんが入ってくると、古株の生徒さんが、「ここのルールはね」と言って、勉強の仕方や正しい行動を教えてくれる。そんな塾です。

 

ぜひ頑張ってくださいね。村山は、仕事で通用する人材育成を、勉強を通して行なっていると思っています。いえ、結果を出す方法論は、スポーツでも仕事でもほとんど同じだと僕は思っています。

 

因みに僕は、元々学校の先生志望でしたが、ある時気付いたんです。

 

「お前ら社会に出たらな」と言っている学校の先生の中に社会に出て会社勤めしたことのある先生がいかに少ないかということを。という事は、そもそも(世間一般の)仕事のなんたるかを知らない人がいかに多いのかという現実を。

 

そんなのおかしくね?

と思い、僕は当時最もやりたくないと思っていた営業という職についたこと。

 

同じやるんなら3年で結果出して辞めて、(叶えられなかった留学の代わりに)世界一周に行って、そのあと先生になると決めたこと。

 

その甲斐あって現在では、雑誌などにも出ている会社の当時最年少支社長になった事。

 

そのおかげで、

世界一周から帰ってきた時に、バブル崩壊後の失業率5%台という状態で大手塾への就職がすぐに決まり1年後には校舎長になれた事。その後12年に渡り塾長として仕事をして現在の学志館を立ち上げた事(あまりの塾での仕事が楽しすぎて、学校の先生になるという夢は早々に変更となりました)。

 

あああ、こんな事を語り始めると老人になった証拠ですが、何が言いたいのかというと、

 

大丈夫です。僕のいう「勉強を通して仕事ができるようになる思考を指導する」という事を是非、信用してくださいという事です。ちゃんと育てていきます。まずは、結果の出しやすい勉強から一緒に頑張っていきましょう。

 

仕事よりも勉強の方がずっと、「やった分だけ結果が出やすい」と思います。頑張ろうね。

 

 

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