昨日書いた、習慣化の記事。
多くの保護者様が、
「我が子に良い習慣を身につけてもらいたい」
「今はできなくても、一歩ずつ前に進めるような習慣を身につけてもらいたい」
そう思っていらっしゃるのを感じました。
今日は、美咲校で、
暗記に苦しんでいる生徒さんが、「マイナス2問特訓受けます!(2ページで2問以内の間違いで合格の暗記特訓です)」
と元気よく、チャレンジしてくれました。
誠に申し訳ないのですが、何十人という生徒さんが質問をされたり、無料の自主勉強に来ています。
なので、学志館の暗記特訓は、生徒さん自身の書き込まれていない、宿題用テキストを、そのまま利用して行います。一人一人問題をコピーしている時間がないのも理由の一つですが、
同時に、
コピーしたり、
修正ペンを使ったり、
子供たちは、勉強ではなく、勉強した風な気持ちにさせてくれる作業が大好きです。
なので、「本当にできるようになったか確かめるテスト」は、
「な〜先生。コピーして問題作ってテストしてくださいよ」
というような物ではダメだと思っています。
折り曲げてさっとテストができたり、
家でも同じように「できるようにする」テストが簡単に行えなければ意味がありません。
そういう指導も含めて、
「そのまんま、生徒のテキストを使ってテスト」するのですが、
やはり、目を光らせていないとカンニングなどズルするものが現れないとも限りません。
今日も、
「はい、席を移動して、使うテキスト見せてな。どのページテストする?」と言って答えを書き込んでいないかなどをチェックしなければなりません。
嫌な仕事ですが、
「提出義務のない宿題は、いずれやってこなくなる」のと同じで、甘いとズルするものが現れると、僕は思っていますし、
それは、生徒側の問題ではなく、
そんな甘い状態でズルできる状態を作る先生側に問題があると考えています。
そんな彼女のテキストを見てみると、
何か書いてある。
ん?と思って見てみると、
番号のところに印がしてあります。
「お!これって」と僕がいうと、
嬉しそうに、
「お母さんと間違ったところに印をして、一生懸命覚え込んで来たんです」
実は、日曜日のお昼に、昼食を届けに来られた彼女のお母さんとお話ししました。
「頑張っています。でも、まだ、暗記が不得意だと思っているようで避ける傾向があります。もし、可能でしたら、お母様がついて丸付けをしてあげてもらえませんか。
その時、いっぱい間違うと思いますが、責めないでやってください。そして「これを覚えよう。覚えたら、その問題が出たら解けるようになるやん」と言ってあげてください。
できている問題か、できていない問題か、
勉強が不得意な子のテキストは、いつも真っ白けで、1からできるのか、できないのかを調べるところからスタートします。
お母様がついていただき、本人ができていないところに自分で印をつけて、そこを一生懸命やり直しすることができたら、
きっと、成績が伸びてきます。塾でもさせますので、よろしくお願いします」
快く、「娘と一緒にやってみます」と言っていただき、
きっと頑張ったんだろうなと思えるテキストになっていました。
当然満点で見事合格していく彼女を見て、
きっと習慣化の一歩を踏み出したんだろうなと感じました。
小さなことの積み重ねと、今やることです。
あーだ、こーだと言い訳してやらないよりは、今は10点でも20点でもいいから、テストまでに本物の努力をし、未来を変えることに興味を持つべきです。
小さな一歩でしたが、彼女の未来が少し変わりました。
習慣化は大切ですね。