坪田先生の教え④は、「戦術」でしたね。
「四角形の上に三角形を書いてください」と指示されると、人によって、「四角形の中に三角形を書く人」「四角形の一番上の辺に接するように三角形を書く人」「四角形と三角形を重ねるように書く人」など、様々な結果の違いがあるという話から、学習者(子供)に対して、定義をしっかりと決めた話し方や、指示をしましょうという、先生側や保護者など大人に対する教えでしたね。
村山より
学志館でも、指導経験が長い先生の方が「宿題をやっておくこと」などの指示になりがちなので研修を行います。
先生からすると、毎年行っている同じ事=こうするもの=こうやって当たり前となりがちなのですが、学志館に入塾したての生徒さんなどは、ノートをどう使うのか?どう書くのか?から、指導していく必要があります。
11/7(土)の中2の社会科の授業でも、最近クラス授業に入ってきた生徒さんの問題演習のノートを見て、村山から指導が入りました。
「お~い!頑張ってるんはわかるんやけど。問題は横に解かずに、縦に解いていこうか」
勉強が苦手な子、或いは、ミスが多い子のノートは、
(1)聖徳太子 (2)卑弥呼 (3)聖武天皇 (4)中大
兄皇子
など、答えを横に書いていきます。ノートの端まで行って、続きを下の行に書いたりしますが、この時点で目の移動が横だったところから縦になったためにミスが生じやすくなったり、時間がかかったりします。
更に答え同士が詰まっているため、やり直しもしづらくなってしまいます。
結果を出している子の多くが、
(1)聖徳太子
(2)卑弥呼
(3)聖武天皇
と縦に問題を解いていき、やり直しはその横にするなど、ノートを余裕がある状態で使用します。
「・・・・っていう風に書いてみようか。小さなこと。そんな事どうだっていじゃないかって思うことかもしれないけど、その小さなできていないことが積み重なって、学習が苦手になっていくんだよ」と指導しました。
自分の当り前が、相手にとっての当り前とは限らない。そして、学志館では現在、鬼滅の刃イベントとして、中学生の定期テストの学習方法や、仕上げるテキストや課題の順番など、楽しみながら学習の定義を確認する学習を進めております。冬期講習では、更に鬼滅の刃イベントを全学年に広げて、学習の仕方から指導し結果の出やすい勉強法を指導してまいります。頑張ろうね。